Quadrafuzz v2
Quadrafuzz v2 はドラムやループだけでなく、ボーカルの処理にも使用できるマルチバンドディストーションおよびマルチエフェクト用プラグインです。最大 4 つの帯域にディストーションをかけることができます。5 つのディストーションモードと複数のサブモードが用意されています。
Cubase LE |
Cubase AI |
Cubase Elements |
Cubase Artist |
Cubase Pro |
Nuendo |
NEK |
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付属 |
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周波数帯域エディター
パネルの上半分に表示される周波数帯域エディターでは、周波数帯域の幅と、出力レベルを設定します。左側にある縦軸のスケールには、各周波数帯域のゲインレベルが示されます。横軸のスケールには、利用できる周波数範囲が示されます。
周波数帯域の範囲を定義するには、各周波数帯域の端にあるハンドルを使用します。
±15dB の範囲で周波数帯域の出力レベルを減衰または増幅するには、各周波数帯域の上部にあるハンドルを使用します。
全般設定
- SB
マルチバンドモードとシングルバンドモードを切り替えます。
- Scenes
最大 8 つの設定を保存できます。シーンのデフォルト設定がアクティブな場合、選択されているシーンボタンが黄色に点灯します。
デフォルト設定を変更すると、ボタンが緑色に点灯し、このシーンの設定がカスタマイズされていることを示します。
シーンの設定を別のシーンにコピーするには、コピー元のシーンを選択して「Copy」をクリックし、番号の付いたボタンのいずれかをクリックします。
シーンの選択はオートメーション化できます。
- Mix
ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。
- Output (-24 ~ 24dB)
出力レベルを設定します。
各帯域の設定
- ミュート
各周波数帯域をミュートするには、各セクションの「M」ボタンをオンにします。
- 周波数帯域のバイパス
各周波数帯域をバイパスするには、各セクションの「Band」ボタン をオンにします。
- 周波数帯域をソロにする
各周波数帯域をソロにするには、各セクションの「S」ボタンをオンにします。一度にソロにできるのは 1 つの帯域だけです。
- 「In/Out」メーター
入出力レベルが表示されます。
- Gate
ゲートが有効になるレベルを設定します。設定したスレッショルドを超えた信号レベルに対してはゲートが開き、設定したスレッショルドより低い信号レベルに対してはゲートが閉じます。
Tape
アナログテープマシンで録音する際のサチュレーションと圧縮をシミュレートします。
- Drive
テープサチュレーションの量をコントロールします。
- Tape Mode Dual
2 台のマシンの使用をシミュレートします。
Tube
アナログチューブを使用したサチュレーションエフェクトをシミュレートします。
- Drive
チューブのサチュレーションの量をコントロールします。
- Tube(s)
シミュレートするチューブの数を設定します。
Dist
トラックにディストーションを追加します。
- Drive
ディストーションの量をコントロールします。
- FBK
出力信号の一部をエフェクト入力にフィードバックします。値が大きいほどディストーションエフェクトが強くなります。
Amp
さまざまな種類のギターアンプをシミュレートします。
- Drive
アンプのオーバードライブのかかり具合をコントロールします。
- アンプの種類
次のギターアンプを選択できます。
Amp Clean
Amp Crunch
Amp Lead
Dec
入力したオーディオ信号がノイジーで歪んだサウンドになります。
- Decimator
最終的なビット解像度をコントロールします。解像度を低くすると、ディストーションエフェクトが強くなります。
- Mode
4 つの操作モードから 1 つを選択します。それぞれのモードで異なったサウンドになります。モードの「I」、「III」は過激かつノイジーで、「II」と「IV」は控えめな効果になります。
- S&H
オーディオサンプルがどの程度破壊されるかを設定します。最大値に設定すると、オリジナルのオーディオ信号の情報はほとんど形を失い、認識不可能なノイズに変化します。
Delay
「Delay」セクションを開くには、「Delay」ボタンをクリックします。
- Time
テンポ同期がオンの場合、ここでビブラートに同期させるテンポのベースノート値を設定します (1/1~1/32 音符、3 連符、付点音符)。
テンポ同期がオフの場合は、「Time」ノブを使用して、ディレイタイムを自由に設定できます。
- Sync
それぞれのディレイのテンポ同期をオンまたはオフにします。
- Duck
オーディオ信号が存在する場合に、ディレイ信号をどの程度下げるかを設定します。
- Mix
ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。
- FBK
ディレイの繰り返しの数を設定します。
- Mode
オンにすると、ディレイ信号がディストーションユニットに戻され、ディストーションがかかったフィードバックが生成されます。
「FBK」の値が高く、「Duck」の値が低い場合、「Mode」をオンにすると望ましくないノイズが発生することがあります。
スライダー
- Width
各帯域のステレオサウンドの広がりを設定します。
- Out
各帯域の出力ゲインを設定します。
- Pan
各帯域のステレオ定位を設定します。
- Mix
ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。