セグメントと空白部分
Cubase は自動的にオーディオを分析して、セグメントに分割します。
セグメントを理解するためには、以下の概念の把握が不可欠です。
ピッチの位置
セグメントのピッチの位置は、波形の左側にあるピアノの鍵盤で表わされます。マウスポインターをセグメントに合わせると、そのセグメントのピッチもセグメントに表示されます。ピッチは、知覚される基音の高さを表わします。セグメントの平均ピッチは、セグメント内に表示されるピッチカーブから算出されます。
タイムポジション
セグメントのタイムポジションと長さはタイムラインで表わされます。
波形
ステレオやマルチチャンネルのファイルを開いても、波形は常に「モノラル状態」で表示されます。
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空白部分
セグメント間の空白部分は、分析されたオーディオでピッチ成分が含まれていない部分を表わします。たとえば、息継ぎの音や休符などは空白で表わされます。
補足オーディオ信号が弱い場合や、オーディオセクションに子音やサウンドエフェクトなどの不明瞭なピッチ情報が含まれていることで空白部分が生じる場合は、手動でセグメントに含める必要があります。このためには、セグメントの開始位置および終了位置を変更する必要があります。そうしないと、そのあとのピッチ変更がピッチ成分のある部分だけに適用されます。
セグメント
セグメントは、分析されたオーディオでピッチ成分が含まれている部分を表わします。セグメントのピッチとタイムポジションによって、各セグメントと元のオーディオを関連付けることができます。
ピッチカーブ
セグメント上に表示されるピッチカーブは、ピッチの変動を表わします。