VST MultiPanner のプラグインパネル
VST MultiPanner のプラグインパネルでは、モノラルまたはステレオの音源の定位を設定できます。
-
VST MultiPanner のプラグインパネルを別ウィンドウで開くには、インスペクターまたは MixConsole で VST MultiPanner の小型ビューをダブルクリックします。
以下の設定とオプションを使用できます。
- 移動制限ボタン
-
マウスで音源を動かす際に、移動を一方向に制限できます。
補足-
移動制限ボタンは、パンエリアの下にある配置セクションのコントロールには影響しません。
-
- Reset Parameters
-
[Alt] を押しながらこのボタンをクリックすると、パンナーのすべてのパラメーターがデフォルト値にリセットされます。
- Input level meter
-
すべてのスピーカーチャンネルの入力レベルが表示されます。メーターの上の数値は、そのチャンネルで登録されたピークレベルを示します。
- Position Left/Right Channels Independently
-
左右のフロント入力チャンネルをドラッグで別々に調整するにはこのオプションをオンにします。
- パンエリア
-
部屋を上から見た状態が表示され、パンニングボールをドラッグして音源の定位を設定できます。
パンエリアをズームアウトするには、「Overview Mode」をオンにします。
- スピーカーチャンネルボタン
-
パンエリアの周りのスピーカーボタンは、出力構成を表わしています。これらのボタンを使用すると、対応するチャンネルをソロ/ミュートにしたり、無効にしたりできます。
補足出力チャンネルをソロにする操作をオートメーション化することはできません。
- 出力レベルメーター
-
すべてのスピーカーチャンネルの出力レベルが表示されます。メーターの上の数値は、そのチャンネルで登録されたピークレベルを示します。
- Left-Right Pan
-
X 軸上の信号の定位を設定します。
- Rear-Front Pan
-
Y 軸上の信号の定位を設定します。
- Rotate Signal around Z-Axis
-
ポジショニングハンドルを中心として音源を回転させます。このオプションはステレオ信号にのみ使用できます。
- Orbit Center
-
部屋の中心を軸として、すべての入力チャンネルとポジショニングハンドルを含む音源を回転させます。
「Counter Shot」をクリックすると、音源が 180 度回転します。
- Radius
-
「Orbit Center」を使用する際の、部屋の中心から音源までの距離を設定します。
- Center Distribution
-
一部またはすべてのセンターの音声信号を左右のフロントスピーカーに振り分けます。
補足「Front Divergence」が 100% に設定された場合、「Center Distribution」の値は無効となります。
- Front Divergence
-
音源をフロント X 軸上に配置した際に使用する減衰カーブを設定します。
- Front/Rear Divergence
-
音源を Y 軸上に配置した際に使用する減衰カーブを設定します。
- Rear Divergence
-
音源をリア X 軸上に配置した際に使用する減衰カーブを設定します。
- Signal Width
-
音源の水平方向の広がりを設定します。このパラメーターはステレオまたはマルチチャンネルの出力構成を持つチャンネルにのみ使用できます。
- Signal Depth
-
音源の垂直方向の広がりを設定します。このパラメーターはマルチチャンネルの出力構成を持つチャンネルにのみ使用できます。
- LFE Level
-
LFE (Low Frequency Effects) チャンネルに送信する信号量を設定します。
補足LFE チャンネルは、フルレンジチャンネルとして使用され、ローパスフィルタリングは適用されません。