ボイシングを設定する

コードトラック全体のボイシングを設定するには、コードトラックのインスペクターを使用します。

  1. ボイシングライブラリー

    ボイシングライブラリーとして「ギター (Guitar)」「ピアノ (Piano)」、または 「ベーシック (Basic)」を選択します。

  2. ボイシングライブラリーのサブセット

    補足

    ボイシングライブラリーとして「ギター (Guitar)」または「ピアノ (Piano)」を設定した場合にのみ使用できます。

    プリセットのボイシングライブラリーサブセットを選択します。

  3. 「ボイシングパラメーター設定 (Configure voicing parameters)」

    特定のボイシングのボイシングパラメーターを独自に設定します。

  4. 「コードボイシングの予測変換を有効にする (Adaptive Voicings)」

    オンにすると、Cubase によってボイシングが自動的に設定されます。これによって、個々のボイスが飛びすぎないようになります。

  5. 「自動スケール (Automatic Scales)」

    オンにすると、Cubase によってスケールが自動的に設定されます。

  6. 「マッピングオフセット (Mapping Offset)」

    負の値のティック数を入力した場合、トリガーが早過ぎた MIDI ノートがコードイベントの影響を受けます。

「ボイシングパラメーターの設定 (Configure voicing parameters)」ボタン

インスペクター「ボイシング (Voicings)」セクションの「ボイシングパラメーター設定 (Configure Voicing Parameters)」ボタンをクリックすると、特定のボイシングのボイシングパラメーターを独自に設定できます。

補足

ピアノ、ギター、ベーシックボイシングの「ボイシング開始 (Start Voicing)」セクションを利用して、ボイシングの開始を選択します。この機能は、MIDI トラック、インストゥルメントトラック、およびオーディオトラックで「コードトラックに追従 (Follow Chord Track)」ポップアップメニューの「ボイシング (Voicings)」を選択した際に限り利用できます。コードトラックでは利用できません。

「ピアノ」ボイシングでは、「スタイル (Style)」セクションで以下のパラメーターを設定できます。

トライアド (Triads)

三和音を設定します。3 つ以上の音符で構成されるコードは変わりません。

トライアドと maj9 (Triads with maj9)

メジャーのナインスを持つ三和音をルート音なしで設定します。3 つ以上の音符で構成されるコードは変わりません。

トライアドと maj9/m9 (Triads with maj9 and min9)

メジャーとマイナーのナインスを持つ三和音をルート音なしで設定します。3 つ以上の音符で構成されるコードは変わりません。

4 声コード (4-note chords)

4 ノートコードをルート音なしで設定します。3 つ以下の音符で構成されるコードは変わりません。

4 声コード (5度抜き) (4-note chords (Open Jazz))

4 ノートコードをルート音とフィフスなしで設定します。3 つ以下の音符で構成されるコードは変わりません。

5 声コード (5-note chords)

5 ノートコードをナインスなしで設定します。4 つ以下の音符で構成されるコードは変わりません。

「ピアノ」ボイシングでは、「オプション (Options)」セクションで以下のパラメーターを設定できます。

ルートノートを追加 (Add Root Note)

ルート音を追加します。

ルートを複製 (Duplicate Root)

ルート音を複製します。

厚みをつける (Fatten up)

テナーを複製します。

「ピアノ」ボイシングでは、「ボイシング範囲 (Voicing Range)」セクションで以下のパラメーターを設定できます。

最低ルートノート (Lowest Root Note)

ルート音の最低音を設定します。

最低ノート (Lowest Note)

音符の最低音を設定します。ルート音は対象外です。

最高ノート (Highest Note)

音符の最高音を設定します。ルート音は対象外です。

「ギター」ボイシングでは、「スタイル (Style)」セクションで以下のパラメーターを設定できます。

トライアド (Triads)

4 つ、5 つ、6 つのボイスで構成される三和音を設定します。

4 声コード (4-Note Chords)

4 つ、5 つ、6 つのボイスで構成される 4 声コードをテンションなしで設定します。

3 弦トライアド (3-String Triads)

3 弦トライアドを設定します。

Modern Jazz

4 ノート、5 ノート、6 ノートコードを設定します。一部はルート音なし、テンションありとなります。

「ベーシック」ボイシングでは、「C3 からのオクターブオフセット (Octave Offset from C3)」以外は利用できません。このパラメーターでは、オクターブ範囲のオフセット値を指定できます。