特別なテクニックを必要とする状況
以下にそのような例と、それらの処理に関する詳しい情報の掲載箇所を箇条書きにします。
同位置の音符は和音の一部として見なされます。声楽曲などのように、独立した声部 (たとえば、符尾の向きが異なる音符) として音符を表示させたい場合には、多声部化機能を使用する必要があります。
図: 多声部化機能を使用しない場合と、使用した場合
同位置に始まる音符が異なる長さを持つ場合、長い方の音符がタイで結ばれたいくつかの音符として表示されます。これを避けるためには、「オーバーラップなし (No Overlap)」機能を使用するか、多声部化機能を使用してください。
1つのノートが、タイに繋がれた2つの音符として表示されることがあります。これは単に表示上この様になっているだけで、プログラムは単音として認識しています。
図: キーエディターの1つのノートが、スコアエディターではタイによって繋がれた2つの音符として表示された例
通常は、音符がビートをまたぐとき必要な場所にタイが追加されますが、必ずというわけではありません。シンコペーションの音符にタイの少ない現代的記譜法を望む場合は、シンコペーション機能を使用してください。
図: シンコペーション機能の使用と不使用、同じ音符の表示
上とは逆に、1つの長い音符を、タイを使った2つまたそれ以上の音符として表示したい場合には、音符の分割ツールを使用します。
同じ位置の2つの音符がお互いに近すぎる場合や、パート内の音符の順序 (画面上での) を入れ替える場合も、再生に影響を与えることなく修正できます。
音符の変化記号が誤っている場合は修正できます。
符尾の方向および長さは通常自動ですが、自分で設定することもできます。
ピアノ譜を作成するなど、分割譜表を必要とする場合には、このための特別な機能がいくつかあります。