再生時のスラー
再生時、スラーはレガートの演奏技法を実行します。初期設定では、これは楽譜上の記譜に影響することなく、MIDI ノートの長さを延長します。
スラーなしの音符が記譜上のデュレーションの 85% の長さで発音されるのに対し、スラーの音符は記譜上のデュレーションの 105% の長さで発音されます。
スラーの最後の音符は、そのあとにスラーがなく、レガートの演奏技法が必要とされないため、記譜上のデュレーションの 85% の長さで発音されます。
これらの値は、「タイミング (Timing)」ページで変更できます。
の例では、スラーが使用されると、明るい色で塗りつぶされた長方形で示される MIDI ノートが長くなることが示されています。暗い色の細い線は、それぞれの音符の記譜上のデュレーションを示しています。はじめの 3 音はスラーされておらず、MIDI ノートの長さを示す長方形は記譜上のデュレーションより短くなっています。うしろの 4 音はスラーされており、MIDI ノートの長さが記譜上の長さより長くなることにより、レガートされたスラーのサウンドになります。ただし、スラーのフレーズの最後の音符は標準のスラーされていない音符として扱われるため、スラーのグループの最後の音符は長くなっていません。