カスタムの臨時記号を作成/編集する
たとえば EDO とは異なる調性システムを使用することで、ピッチを上昇/下降させる量を示す特定の臨時記号のグリフが必要な場合、カスタムの臨時記号を新規作成することも、既存のものを編集することもできます。
前提
カスタムの調性システムを使用して臨時記号を作成または編集する場合は、あらかじめそのカスタムの調性システムを作成しておきます。
手順
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記譜モードの記譜ツールボックスで、「調号、調性システム、臨時記号 (Key Signatures, Tonality Systems, and Accidentals)」
をクリックして調号、調性システム、臨時記号パネルを表示します。
- 「調性 (Tonality System)」セクションで、カスタムの臨時記号を作成または編集する調性システムをメニューから選択します。
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「調性システムを編集 (Edit Tonality System)」
をクリックして「調性システムを編集 (Edit Tonality System)」ダイアログを開きます。
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「臨時記号 (Accidentals)」セクションで、以下のいずれかの操作を行なって「臨時記号を編集 (Edit Accidental)」ダイアログを開きます。
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カスタムの臨時記号を新規作成するには、アクションバーの「新規臨時記号 (New Accidental)」
をクリックします。
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既存の臨時記号のコピーを作成するには、その臨時記号を選択して、アクションバーにある「臨時記号を複製 (Duplicate Accidental)」
をクリックします。
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既存の臨時記号を編集するには、それを選択して、アクションバーの「臨時記号を編集 (Edit Accidental)」
をクリックします。
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- 必要に応じて、新しいカスタム臨時記号の名前を「名前 (Name)」フィールドに入力します。既存の臨時記号の名前も編集できます。
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必要に応じて、カスタムの臨時記号を新規作成した場合、「ピッチデルタ (Pitch delta)」の値フィールドの値を変更して、オクターブを等分した最小単位による音符のピッチ上昇/下降の数を変更します。
補足
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オクターブを等分した最小単位の総数の半分を超えるピッチデルタの値を設定することはおすすめしません。
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デフォルトの 12-EDO および 24-EDO 調性システムでデフォルトの臨時記号を編集する場合、ピッチデルタを変更することはできません。
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臨時記号の外観をカスタマイズします。
たとえば、右側のオプションを使用して臨時記号にグリフを追加し、エディターで配置とサイズを変更できます。
- 「OK」をクリックして変更内容を保存し、「臨時記号を編集 (Edit Accidental)」ダイアログを閉じます。
- 必要に応じて、現在の調性システムに作成するカスタムの臨時記号それぞれに、手順 4 から 8 を繰り返します。
- 「OK」をクリックして変更内容を保存し、「調性システムを編集 (Edit Tonality System)」ダイアログを閉じます。
手順終了後の項目
カスタムの臨時記号は、特別な調号にも組み込めます。