スラッシュ領域の前後の余白を埋める休符を表示/非表示にする
小節の途中から始まるスラッシュ領域の前後の余白を埋める休符は、個別に表示/非表示にできます。これは、たとえば余白の位置に他の音符があり、休符の表示が紛らわしい場合などに使用します。この操作は現在のレイアウトとフレームチェーンのみに対して、もしくはすべてのレイアウトとフレームチェーンに対して行なえます。
初期設定では、Dorico Pro は小節全体のデュレーションが明確になるように、小節の途中で開始または終了するスラッシュ領域の前後に自動的に暗黙の休符を表示します。
前提
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浄書モードの場合は、浄書ツールボックスで「グラフィックの編集 (Graphic Editing)」を選択しておきます。
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ローカルのプロパティ変更に関して、適切なプロパティ範囲を選択しておきます。
手順
- 余白を埋める休符を表示/非表示にするスラッシュ領域の任意の部分を選択します。この操作は記譜モードおよび浄書モードで行なえます。
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プロパティパネルの「スラッシュ領域 (Slash Regions)」グループで、以下のプロパティを片方または両方ともオンにします。
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開始位置より前の休符を非表示 (Hide rests before start)
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終了位置より後の休符を非表示 (Hide rests after end)
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結果
選択したスラッシュ領域の対応する側の余白を埋める休符が非表示になります。たとえば両方のプロパティをオンにすると、選択したスラッシュ領域の前後両方の余白を埋める休符が非表示になります。プロパティ範囲を「ローカル (Locally)」に設定している場合、この変更は現在のレイアウトおよびフレームチェーンのみに影響します。