インストゥルメントのナンバリング
ホルン 1 とホルン 2 のように、同じインストゥルメントが複数ある場合には、簡単に識別できるようにインストゥルメントに番号を付けるのが慣例です。Dorico Pro では、1 つのプロジェクトに同じタイプのインストゥルメントが複数ある場合、インストゥルメントに自動的に番号が付けられます。
たとえば、プロジェクトにフルートが 1 つのみの場合は「Flute」と表示されますが、3 つある場合は自動的に「Flute 1」、「Flute 2」、「Flute 3」と表示されます。
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インストゥルメントのナンバリングは、プレーヤーではなく個々のインストゥルメントに適用されます。たとえば、2 人のフルート奏者とピッコロ奏者からなるアンサンブルで、2 番フルートにはピッコロも割り当てられる場合、インストゥルメントには以下のように番号が振られます。
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Flute 1
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Flute 2 & Piccolo 1
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Piccolo 2
それぞれのプレーヤーに割り当てられるインストゥルメントの番号を変更する場合は、個々のインストゥルメントを別のプレーヤーに移動できます。たとえば、2 番フルートの持ち替え楽器を 1 番ピッコロではなく 2 番ピッコロにする場合、プレーヤー間でピッコロのインストゥルメントを交換できます。
以下の条件が満たされると、プレーヤーに対して自動的にインストゥルメント番号が生成されます。
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プロジェクト内に同じタイプのインストゥルメントが複数ある。
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インストゥルメント名が同じである。
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インストゥルメントの調性が同じである。
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インストゥルメントが割り当てられたプレーヤーが同じタイプである (ソロ/セクションにかかわらず)。
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プレーヤーが同じグループに属している。
たとえば、プロジェクト内に 2 つのフルートがあり、1 つがセクションプレーヤーでもう 1 つがソロプレーヤーの場合、これらのフルートは自動的にナンバリングされません。同様に、2 つのフルートが異なるプレーヤーグループに属している場合も自動的にナンバリングされません。
たとえば、F 調のホルンが 2 つと D 調のホルンが 2 つあり、これらに 1 ~ 4 の番号を付けたい場合などに、同じタイプで調性の異なるインストゥルメントをまとめてナンバリングするかどうかを選択できます。初期設定では、これらは個別にナンバリングされます。