HALion 3 レガシーエフェクト
標準のエフェクトに加え、多くの HALion 3 エフェクトも用意されています。これらのエフェクトは、エフェクトメニューの「Legacy」サブメニューから選択できます。
Hall Reverb
調節可能なプリディレイとダンピングを備えたシンプルなリバーブです。
- PreDelay
ウェット信号を遅らせることで、広い音響空間をシミュレートしたり、スラップバック効果を作成したりできます。
- Time
リバーブテールの長さ。
- Damp
高域のプログレッシブダンピング。
- LowEQ
ローカット EQ。
- HighEQ
ハイカット EQ。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Non-Linear Reverb
シャープなカットオフを備えたゲートリバーブです。
- Time
リバーブテールの長さ。高密度なアーリーリフレクションから、荒くザラザラとした 1980 年代風のリバーブまで、サウンドをさまざまに変化させることができます。
- LowEQ
ローカット EQ。
- HighEQ
ハイカット EQ。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Early Reflections
小さな音響空間をシミュレートする場合や、サウンドを厚くしたりぼやけさせたりする場合に使用する、短く高密度なリバーブです。
- Time
リバーブテールの長さ。高密度なアーリーリフレクションから、荒くザラザラとした 80 年代風のリバーブまで、サウンドをさまざまに変化させることができます。
- LowEQ
ローカット EQ。
- HighEQ
ハイカット EQ。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Delay
モノラル入力/ステレオ出力のシンプルなディレイです。
- Time
ディレイタイム。
- Sync
「Sync」をオンにすると、ディレイタイムを拍子の分数で設定できます。
- Feedback
ディレイの反復回数をコントロールします。
- Balance
左右のディレイタイムの比率。
- Damp
ディレイの反復効果をやわらげるハイカットフィルターです。
Stereo Delay
ステレオ入力/ステレオ出力のディレイ。
- Time
ディレイタイム。
- Feedback
ディレイの反復回数をコントロールします。フィードバックを最小にするには、スライダーを中央に設定します。スライダーを左右に動かすとクロスディレイが適用され、左の出力が右の入力に、右の出力が左の入力にフィードバックされます。
- Sync
「Sync」をオンにすると、ディレイタイムを拍子の分数で設定できます。
- Balance
左右のディレイタイムの比率。
- Damp
ディレイの反復効果をやわらげるハイカットフィルターです。
Long Delay
Delay エフェクトと同じですが、最大 4 秒の長いディレイを設定できます。
Tape Delay
ビンテージの 4 ヘッドアナログテープディレイをシミュレートします。
- Time
ディレイタイム。
- Sync
「Sync」をオンにすると、ディレイタイムを拍子の分数で設定できます。
- Feedback
ディレイの反復回数をコントロールします。
- Vintage
ビンテージ感とテープのフラッターの量。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
- Head 1
ディレイレベル 1 (出力を左にパンニング)。
- Head 2
ディレイレベル 2 (出力を右にパンニング)。
- Head 3
ディレイレベル 3。
- Head 4
ディレイレベル 4。
- Pan 3+4
ディレイ 3 および 4 のパンニングを中央から左右の端に変更します。
- Vol 3+4
ディレイ出力 3 および 4 のボリュームを変更します。
Chorus
サウンドに広がりを持たせる簡単なコーラスエフェクトです。
- Rate
モジュレーションレート。
- Depth
ピッチモジュレーションの量。
- PreDelay
初期ディレイ。ドライ信号が鳴ってからコーラスを適用したボイスが鳴るまでの時間を変更します。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Ensemble
生き生きとした厚みのある効果を作り出すための、複雑なモジュレーション波形を備えたコーラスエフェクト。
- Rate
モジュレーションレート。
- Depth
ピッチモジュレーションの量。
- Shimmer
より複雑なモジュレーション効果を作成します。
- Width
ステレオ幅を調節します。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Flanger
クラシックなフランジャーエフェクト。
- Rate
スイープのレート。
- Depth
スイープの深さ。
- Feedback
フィードバックの量。大きくするほどフランジング効果が強くなります。
- PreDelay
初期ディレイ。最小ディレイタイム/最大フランジ周波数を調節します。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Phaser
繊細なフェイズ効果を作り出す 4 ポールフェイザー。
- Rate
スイープのレート。
- Depth
スイープの深さ。
- Feedback
フィードバックの量。大きくするほど効果も強くなります。
- Stereo
左右のモジュレーション間のオフセット。
- Center
モジュレーションの中心となる周波数を設定します。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Pan & Tremolo
ビンテージの電子ピアノに使用されているようなオートパン/トレモロエフェクト。
- Rate
スイープのレート。
- Phase
トレモロからオートパンに変更するための、左右チャンネルのアンプモジュレーションの相対位相。
- Shape
薄いパルス、サイン波、厚いパルスなど、さまざまなモジュレーション波形の形を設定できます。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Stereo Width
4 つのモードを備えたステレオエンハンサー。
- Mode
「Adjust」モードでは、既存のステレオ信号の幅を調節します。
「Swap」モードでは、既存のステレオ信号の幅を調節し、さらに左右のチャンネルを入れ替えます。
「Comb」モードでは、ステレオコームフィルターエフェクトを適用します。
「Haas」モードでは、チャンネルの 1 つを遅らせることでステレオ幅を合成します。
- Delay
ディレイタイム (「Adjust」および「Swap」モードでは使用しません)。
- Width
全体的な幅を調節します。
- Low/Mid/High
低域/中域/高域のステレオ幅を調節します。
- Output
出力レベルのトリム。
Rotary Speaker
ハイローターとローローターを備えたロータリースピーカーキャビネットのシミュレーション。
- Rate
マスタースピードコントロール: 「Stop」、「Slow」、「Fast」。
- Dirt
オーバードライブの量。
- LoHi
ローローターとハイローターの間のクロスオーバー周波数。
- Width
ステレオ幅。
- Tone
オーバードライブを適用した信号の音質を調節します。
- Low/High Speed
ハイローターとローローターの速度。
- Low/High Acceleration
ハイローターとローローターの加速。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Wah Pedal
オートワウエフェクト。
- Rate
モジュレーションレート。
- Depth
モジュレーションの深さ。
- Pedal
フィルター周波数を調節します。
- Mode
「Auto Wah」: エンベロープでコントールするワウエフェクト。
「Pedal Wah」: モジュレーションはかかりません。「Pedal」パラメーターで周波数を設定します。
「Mod Wah」: LFO モジュレーション。「Rate」パラメーターでモジュレーションレートをコントロールします。
- Resonance
フィルターレゾナンスの量を設定します。
- Tracking
「Auto」モードではエンベロープの追跡速度を、「Mod」モードではエンベロープレートモジュレーションを調節します。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
TalkBox
モジュレーション系の母音フォルマントフィルター。
- Rate
LFO モジュレーションレート。
- Depth
LFO モジュレーションの深さ。
- Vowel
中央に設定すると、モジュレーションなしの場合に母音が生成されます。
- Env Mod
入力信号レベルによる母音モジュレーションの量。
- Env Att
入力信号レベルの上昇に対するレスポンスレート。
- Env Rel
入力信号レベルの低下に対するレスポンスレート。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Shelf EQ
シンプルな音質コントロール。
- Output
出力レベルのトリム。
- Bass
低域のカット/ブースト。
- Treble
高域のカット/ブースト。
Parametric EQ
2 バンドのパラメトリックイコライザー。
- Gain 1/2
それぞれのバンドをカット/ブーストする量。
- Freq 1/2
それぞれのバンドの中心周波数を設定します。
- Width 1/2
それぞれのバンドの帯域幅を設定します (「Q」)。
- Output
出力レベルのトリム。
Enhancer
音響心理学的に基づくスペクトルシェーピング。
- High Depth
高域をブーストすると同時に中域をカットします。
- High Tune
高域/中域をチューニングします。
- Low Depth
低域をブーストします。
- Low Tune
低域をチューニングします。
Limiter
ハードレベルリミッター。
- Drive
入力信号ドライブ。
- Attack
アタックタイム。
- Release
リリースタイム。
- Output
出力レベルのトリム。
Compressor
シンプルなコンプレッサーエフェクト。
- Threshold
圧縮のスレッショルド。
- Ratio
圧縮量。
- Attack
アタックタイム。
- Release
リリースタイム。
- Output
出力レベルのトリム。
Multiband
3 バンドコンプレッサー。
- Drive
入力信号ドライブ (高くすると密度が上がります)。
- LO/HI
低域と高域のバランス。
- Mid
中域のレベル。
- Attack
アタックタイム。
- Release
リリースタイム。
- Output
出力レベルのトリム。
Gate
シンプルなゲートエフェクト。
- Threshold
ゲートスレッショルド。
- Range
ゲートが閉じているときの減衰。
- Attack
アタックタイム。
- Release
リリースタイム。
- Output
出力レベルのトリム。
Distortion
ハードクリッピングディストーション。
- Drive
ディストーションの量。
- Bias
偶数倍音と奇数倍音の間のバランス、つまりディストーションの特性を調節します。
- Tone
ディストーションの音質。
- Out
出力レベルのトリム。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Overdrive
緩やかに始まるやわらかいディストーション。
- Drive
オーバードライブの量。
- Bias
オーバードライブの特性。偶数倍音と奇数倍音の間のバランスを調節します。
- Out
出力レベルのトリム。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Bit Reduction
デジタル的に Lo-Fi サウンドを作り出します。
- Mode
ビット解像度を固定するか (「Linear」)、信号レベルに応じて変化させるか (「Companding」) を設定します。
- Rate
シミュレートするサンプルレート。
- Depth
サンプルのビット解像度。
- Slew Rate
やわらかくフワフワしたディストーションを得るための、出力波形の最大変更レート。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Amp Simulator
アンプモデリングエフェクト。
- Model
アンプモデルのタイプ。音質の特性を変更します。
- Mode
モノラル/ステレオの切り替え。モノラルは CPU 消費が少なく、場合によってはソリッドなサウンドになります。
- Drive
オーバードライブの量。
- Feedback
フィードバックの量。結果は入力信号に応じます。
- Treble
トレブルブースト。位相を合わせたりずらしたりしてさまざまな音色を再現できます。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。
Modulate L/R
3 つの信号ディストーションモードを備えたエフェクトです。片方のステレオ信号を使用してもう一方の信号を変調します。
- Mode
Ring Mod: リングモジュレーション。
Env Mod: 左のチャンネルの信号レベルによって右のチャンネルの信号レベルを変調します。
Duck: 左のチャンネルの信号レベルが上がると右のチャンネルの信号レベルが下がります。
- Thru
ミックスのドライ信号として使用する入力信号を設定します。
- Smooth
モジュレーションのスムージング。
- Drive
レベルトリム。
- Mix
ウェット/ドライのミックス。