Ring Modulator
Ring Modulator は、入力信号を掛け合わす正弦波オシレーターを装備しています。金属的またはベルのような周波数を作り出します。
統合された LFO は、正弦波オシレーターの周波数を変調して、作成された周波数を時間とともに変化させます。また、Envelope Follower を使用でき、入力信号のレベルに応じて正弦波オシレーターの周波数を変調できます。
- LFO の「Waveform」と「Shape」
「Waveform」は波形の基本的なタイプを選択します。「Shape」は波形の特性を変更します。
「Sine」はスムーズなモジュレーションを生成します。「Shape」は波形にハーモニクスを付け加えます。
「Triangle」は「Sine」と同じような特性です。波形は周期的に上昇および下降します。「Shape」は三角形の波形を台形に連続的に変化させます。
「Saw」はのこぎり波の周期を生成します。「Shape」は、下降から、三角形、上昇へと波形を連続的に変化させます。
「Pulse」は段階的なモジュレーションを生成します。この場合、モジュレーションは 2 種類の値の間で唐突に切り替わります。「Shape」は、波形のハイの状態とローの状態の比率を連続的に変化させます。50% に設定すると、純粋な矩形波が生成されます。
「Ramp」は「Saw」波形と似ています。「Shape」は、のこぎり波が上昇する前に徐々に無音状態にします。
「Log」は対数曲率です。「Shape」は、負から正へと連続的に変化させます。
「S & H 1」はランダムな段階化されたモジュレーションを生成します。この場合それぞれのステップはさまざまです。「Shape」は各ステップの間に傾斜を設定し、完全に右に回すと、スムーズなランダム信号が生成されます。
「S & H 2」は「S & H 1」と似ています。各ステップはランダムなハイとローの値の間で交互に切り替わります。「Shape」は各ステップの間に傾斜を設定し、完全に右に回すと、スムーズなランダム信号が生成されます。
- LFO Freq
正弦波オシレーターの周波数を変調するための、LFO の周波数を指定します。
- Sync
「LFO Freq」の値を拍子の分数で設定するには「Sync」をオンにします。
- LFO Depth
正弦波オシレーターの周波数の LFO モジュレーションの強さを設定します。
- Frequency
正弦波オシレーターの周波数を設定します。
- Mix
ドライ信号とウェット信号の比率を設定します。
- Envelope Follower
Envelope Follower は、入力信号をアタックタイムとリリースタイムでなぞり、信号のレベルエンベロープを表わすモジュレーション信号を生成します。
- Sensitivity
すべての入力信号は、モノラルにミックスダウンされてから、Envelope Follower に送信されます。「Sensitivity」パラメーターでは、Envelope Follower に最適な入力レベルを設定します。
- Attack
アタックタイム (上がっている入力レベルに Envelope Follower が近づくのに必要な時間) を調節します。
- Release
リリースタイム (下がっている入力レベルに Envelope Follower が近づくのに必要な時間) を調節します。
- Depth
Envelope Follower のモジュレーション信号の出力レベルを設定します。