ラウドネスメーター
ラウドネスメーターを使用すると、再生またはミキシング中に、プロジェクトのラウドネスをリアルタイムで解析、測定、およびモニタリングできます。
ラウドネスメーターを開くには、プロジェクトウィンドウまたは MixConsole の右ゾーン、あるいは Control Room のメーターディスプレイの一番下にある「ラウドネス (Loudness)」タブを選択します。
Control Room ビューをオン (Activate Control Room View)
「Control Room」セクションの表示/非表示を切り替えます。
ラウドネスメーター
「Integrated」値が左のメータースケールに三角で、「Short-Term」値が右のメータースケールに三角で表示されます。
ラウドネス測定 (Measure Loudness)
ラウドネスの測定をオンにします。
LUとLUFSを切り替え (Switch between LU and LUFS)
LUFS (絶対値) と LU (相対値) 間でメータースケールを切り替えます。
ラウドネス設定 (Configure Loudness Settings)
「Momentary Max」、「Short-Term」、「Integrated」、および「True Peak」クリップインジケーターのしきい値を指定します。設定されているしきい値を上回る値が検出されると、対象のインジケーターが赤く点灯します。
ラウドネスメーターで、EBU +9 スケールと EBU +18 スケールの切り替えができます。
再生開始の値をすべてリセットするには、「スタート時リセット (Reset on Start)」オプションをオンにします。
ラウドネスをリセット (Reset Loudness)
ラウドネスの値をすべてリセットします。
Momentary Max
400ms の間に測定された最大ラウドネスを表示します。
Short-Term
3 秒の間に測定されたラウドネスを表示します。
Integrated
開始から終了までに測定されたラウドネスの平均を表示します。測定時間は「Time」ディスプレイに表示されます。統合ラウドネスの推奨値は -23LUFS です。この絶対値は、-23LUFS が 0LU に相当する LU スケールに対する基準点です。
Range
開始から終了までに測定されたオーディオのダイナミックレンジが表示されます。この値は、どの程度の動的圧縮を適用するかを決定するのに役立ちます。映画用音楽など、非常に高度なダイナミックオーディオの範囲には、20LU を推奨します。
True Peak
オーディオのトゥルーピークレベルが表示されます。プロダクションにおいて許容されるトゥルーピークレベルの最大値は、-1dB です。
Time
統合ラウドネスの測定時間を表示します。