録音 - MIDI (Record - MIDI)
- 録音可能トラックで MIDI スルーを許可する (Record-Enable allows MIDI Thru)
このオプションをオンにすると、録音可能な MIDI トラックまたはインストゥルメントトラックに入力された MIDI データがエコーバックされません。これにより、VST インストゥルメントが割り当てられた録音可能なトラックでノートが二重に聞こえるのを防ぐことができます。
- MIDI パートを小節グリッドにスナップ (Snap MIDI Parts to Bars)
オンにすると、録音された MIDI パートが、すべての位置で小節単位の開始ポイントと終了ポイントに自動的に引き伸ばされます。「小節/拍 (Bars+Beats)」ベースの時間表示形式で作業しているときは、この機能で編集 (移動、複製、繰り返しなど) が可能になり、小節単位で管理しやすくなります。
- MIDI 録音の開始範囲 (MIDI Record Catch Range in ms)
この設定は、左ロケーターから録音を開始する場合に、録音の開始部分が確実に含まれるようにするためのものです。録音の開始範囲を設定しておくと、録音の開始位置から設定した時間だけさかのぼって記録されるため、録音開始部分の演奏が記録されないという問題が解消されます。
- 非録音時の MIDI 入力データを記録 (Retrospective Record)
このオプションをオンにすると、録音を行なっていない場合でも、MIDI 入力がバッファーメモリーにキャプチャーされます。そのあと、バッファーメモリーの内容を取り出して、録音可能な MIDI トラックに MIDI パートとして配置できます。そのため、停止モードまたは再生中に演奏した MIDI ノートをキャプチャーしておいて、あとからそれらを MIDI パートに変換できます。
「非録音時の記録用バッファーサイズ (Retrospective Record Buffer Size)」設定を使用すると、バッファーにキャプチャーする MIDI データの量を指定できます。
- ASIO レイテンシー補完をデフォルトで有効 (ASIO Latency Compensation Active by Default)
MIDI トラックまたはインストゥルメントトラックのトラックリストで「ASIO レイテンシーを補完 (ASIO Latency Compensation)」ボタンを押したときのデフォルト状態を設定します。
VST インストゥルメントでライブ録音を行なう場合、通常は、演奏開始のタイミングを早めることでオーディオカードのレイテンシーを補正します。この場合、タイムスタンプが早く記録されてしまいます。このオプションをオンにすると、録音されたすべてのイベントが現在のレイテンシーの分だけ移動し、録音時と同じように再生されます。
- エディター内で録音を置き換え (Replace Recording in Editors)
このオプションの選択内容は、(トランスポートパネルのリニア録音モードで) 置き換えモードを選択した場合の MIDI エディターでの録音結果に影響します。
なし (None)
置き換えモードが選択されている場合でも、何も置き換えません。
コントローラー (Controller)
コントローラーデータのみ置き換えます (ノートは置き換えません)。
すべて (All)
置き換えモードが通常どおりに機能します (録音時にノートとコントローラーを置き換えます)。