Context Gate
Context Gate は MIDI データをトリガー/フィルターするためのプラグインです。
2 つのモードによって動作します。「ポリモード (Poly Mode)」の場合、Context Gate は再生された特定のコードを認識します。「モノモード (Mono Mode)」の場合、Context Gate は特定の MIDI ノートのみを通過させます。
Poly Mode
- Polyphony Gate
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指定したキーレンジ内の MIDI ノート数を制限できます。この機能は単独でも使用できますが、後述の「Chord Gate」と組み合わせても使用できます。
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「Key Range Limit」スライダーでキーレンジを設定します。設定範囲内のノートのみがプラグインを通過できます。
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「Minimum Polyphony」の数値フィールドには、ゲートを開くのに必要となるノートの最小の数を指定します。
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- Chord Gate
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「Chord Gate」がオンになっている場合、認識されたコードのみがゲートを通過します (それ以外はフィルタリングされます)。コード認識方法には「Simple」モードと「Normal」モードの 2 通りがあります。
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「Simple」モードでは、一般的なコード (メジャー、マイナー、b5、ディミニッシュ、sus、メジャー 7th など) が認識対象となります。
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「Normal」モードではテンションノートまでが認識対象になります。
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Mono Mode
- Channel Gate
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オンにすると、指定した MIDI チャンネルの単一のノートイベントのみが通過します。各弦のデータを個別のチャンネルで送信するギターコントローラーなど、複数チャンネルで同時に MIDI を送信可能な MIDI コントローラーに使用できます。
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「Mono Channel」 には、特定のチャンネル (「1」 ~ 「16」) を指定するか、または「Any」 (チャンネルゲートなし) を設定します。
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- Velocity Gate
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この機能は単独でも使用できますが、「Channel Gate」と組み合わせても使用できます。ノートは、設定された範囲内で別のノートが演奏されるまで発音を続けます。
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「Key Range Limit」スライダーでキーレンジを設定します。設定範囲内のノートのみがプラグインを通過できます。
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「Minimum Velocity」で設定されたスレッショルド値を下回るノートは通過できません。
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- Auto Gate Time
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入力がない場合に、発音されているノートのノートオフメッセージが送信されるまでの時間を指定できます。
- Panic Reset
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すべてのチャンネルに All Note Off メッセージを送信します。音が鳴り続け、止まらなくなった場合などにクリックしてください。
- Learn Reset
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このボタンをオンにすると、リセット用の MIDI イベントを指定できます。指定された MIDI イベントが送信されると同時に、All Note Offメッセージがトリガーされることになります。リセット用イベントの設定後は、「Learn Reset」ボタンをオフにしてください。