WaveLab Elements 10.0.0

WaveLab 固有のプラグイン
WaveLab 固有のプラグインは、WaveLab のプラグインフォーマットを使用しており、他のアプリケーションでは使用できません。
Resampler
Resampler は、クリアーな音質を保ったままで周波数成分を保護する、プロフェッショナル向けのサンプリングレートコンバーターです。このプラグインはマスターセクションでのみ使用できます。
Ducker
Ducker プラグインを使用すると、トラックに配置されたクリップのボリュームを、その下の隣接するトラックに配置されたクリップの信号でコントロール (変調) できます。Ducker プラグインは、オーディオモンタージュでのクリップエフェクトとしてのみ使用できます。
Leveler
Leveler プラグインは、ステレオチャンネル間でバランスの修正やレベルの調節を行なう場合や、モノラルへミックスダウンする場合に役立ちます。
MasterRig
MasterRig を使用すると、直感的かつクリエイティブな方法でオーディオ素材をマスタリングできます。MasterRig はハイクラスな音質、精度、柔軟性、コントロールを提供します。
Peak Master
Peak Master プラグインは、オーディオファイルのピークを抑える基本的なプラグインです。クリッピングを防ぎながらミキシング時の音量を大きくできます。ダイナミクスの変化が大きいインストゥルメントのピークを抑えるのに便利です。
RestoreRig
RestoreRig では、さまざまな修復モジュールを使用して録音したオーディオからノイズを除去できます。ノイズの種類には、インパルスノイズ (DeClicker)、バックグラウンドノイズ (DeNoiser)、低音調ノイズ(DeBuzzer) があります。
Silence
Silence プラグインは、オーディオファイルの始まりまたは終わりに、静寂/無音部分を正確な長さで簡単に挿入できます。このプラグインを使用してファイルの終わりに静寂/無音部分を追加し、リバーブプラグインのリバーブテールがファイルの終わりで突然途切れないようにできます。
Stereo Expander
Stereo Expander プラグインは、ステレオサウンドの幅を広げるエンハンサーです。このプラグインでは、(モノラルチャンネルをパンして定位を変えることでステレオイメージを作り出すよりも) 「本物」のステレオ素材をもとにした方が効果的です。
Steinberg 社の VST 3 プラグイン
WaveLab では、VST プラグインの使用に制限はありません。プラグインを挿入できる場所であればどこでも使用できます。
AutoPan
左右のステレオ位置をモジュレーションする複数のパラメーターを提供します。プリセットを使用するか、個別にモジュレーション波形のカーブを作成できます。AutoPan では、左右のチャンネルのモジュレーションをリンクすることで、チョッピングエフェクトも実行できます。
Brickwall Limiter
Brickwall Limiter プラグインは、設定した制限を超えないように出力レベルを調節します。
Channel Extractor
このプラグインを使用すると、ステレオオーディオの片方のチャンネルだけを別ファイルとして取り出せます。
Chorus
Chorus プラグインは、1 段階のコーラスエフェクトです。取り込んだ音をわずかにディチューンして元のサウンドに加えることで、音に奥行きや厚みを出します。
Compressor
Compressor は、オーディオのダイナミックレンジを圧縮し、音量の小さい音を大きくしたり、音量の大きい音を小さくしたり、その両方を行なったりします。
Distortion
Distortion は入力されたサウンドに歪みを加えます。
Gate
ゲート (またはノイズゲート) は、設定したスレッショルドより低いオーディオ信号を無音化します。信号レベルが設定したスレッショルドを超えるとすぐに、ゲートが開いて信号を通過させます。
Limiter
Limiter は、出力レベルを設定レベル以下に抑えて、後の工程でクリッピングが起きないようにすることを目的としています。
MonoDelay
MonoDelay はテンポベースで、または自由にディレイタイムを設定して使用できます。
RoomWorks SE
RoomWorks SE は、RoomWorks プラグインの簡易版です。RoomWorks SE は、高品質の残響音を作り出せますが、RoomWorks に比べて使用できるパラメーターが少なく、CPU パワーも必要としません。
StereoDelay
StereoDelay には、それぞれ自由にディレイタイムを設定できる 2 つの独立したディレイラインがあります。
Stereo Enhancer
StereoEnhancer は、ステレオオーディオ素材でステレオサウンドの左右の広がりを拡大します。モノラルファイルでは使用できません。
StudioEQ
StudioEQ は、高品質の 4 バンドパラメトリックステレオイコライザーです。4 つすべての帯域が、完全パラメトリックピークフィルターとして動作できます。さらに低域と高域は、シェルビングフィルター (3 種類) またはカットフィルター (ローパス/ハイパス) のいずれかとして動作します。
Tube Compressor
Tube Compressor は、チューブシミュレーションが統合された多機能コンプレッサーです。なめらかで温かみのあるコンプレッションエフェクトを加えられます。VU メーターには、ゲインの減衰量が表示されます。Tube Compressor には、トリガー信号をフィルターできる内部のサイドチェーンセクションがあります。
VSTDynamics
VSTDynamics は高度なダイナミクスプラグインです。3 種類のエフェクト (Gate、Compressor、Limiter) を組み合わせており、さまざまなダイナミクス処理機能を備えています。
Legacy プラグイン
Windows の場合、以前のバージョンの WaveLab のエフェクトを参照していたオーディオプロジェクトとの互換性を保つために、Legacy プラグインのセットが提供されています。これにより、たとえば、以前のプラグインを参照していたオーディオモンタージュで、ユーザーがプラグインをわざわざ指定しなおす必要がなくなります。
ディザリングプラグイン
ディザリングプラグインは、デジタル録音において低レベルの歪みの可聴性を下げるために、少量のノイズを信号に加えます。サンプリング段階の前に少量のランダムノイズをアナログ信号に加えると、量子化誤差の影響が低減されます。
Internal Dithering
Internal Dithering は WaveLab にのみ含まれるプラグインで、レンダリングされた信号に微量のノイズを加えて、出力における見かけ上の S/N 比を簡単に上げることができます。