「ループ音の均質化 (Loop Tone Uniformizer)」ダイアログ
このダイアログでは、ループに適していないオーディオからループサウンドを作成できます。このようなオーディオの例として、一般的に、レベルが減衰し続ける音や音色の変化を繰り返す音があります。
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「ループ音の均質化 (Loop Tone Uniformizer)」ダイアログを開くには、オーディオエディターを開いて「処理 (Process)」タブを選択し、「ループ (Loop)」セクションで「ループ音の均質化 (Tone Uniformizer)」を選択します。
「ループ音の均質化 (Uniformizers)」タブ
このタブでは、ループさせる音の均質化に使用する方法を指定できます。
- スライスミックス (Slice Mixing)
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ループが複数のスライスに分割され、サウンド全体が均一になるようにそのスライスがミックスされます。
スライスミックスを使用する場合は、スライス数を指定する必要があります。必要なスライス数を知るにはテストしてみるしかありませんが、一般的に、スライス数が多いほど自然な音になります。ただし、スライス数にはプログラム上の制限があるため、各スライスは 20 ミリ秒未満にはできません。
たとえば、8 つのスライスを指定した場合、ループは長さが等しい 8 つの部分に分割されます。次に、これらの部分が重ねられて、1 つのサウンドとしてミックスされます。この操作が 8 回繰り返されます。この新しいオーディオによってループ内のすべてのオーディオが置き換えられますが、その際、位相のオフセットによって音の打ち消し合いが発生しないように適切に処理されます。
- スライスミックス (Slice Mixing) - スライス数 (Number of Slices)
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使用するスライスの数が増えるほどサウンドが変化します。
- 音色スムージング (Chorus Smoothing)
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フェーズボコーダーの原理を使用して高調波フィルタリングを行ないます。楽器のアンサンブルや合唱のサウンドをループさせる場合におすすめです。音色を大きく変化させることができます。
- 音色スムージング (Chorus Smoothing) - 均質度 (Timbre)
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音色の特性を平均化する度合いを設定します。値が大きいほど効果も大きくなります。
- 音色スムージング (Chorus Smoothing) - コーラス (Chorusing)
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コーラスエフェクトの深さを設定します。
- 音色スムージング (Chorus Smoothing) - 暖かみを増強 (Enhance Warmth)
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よりなめらかで暖かみのあるサウンドが得られます。
- 音色スムージング (Chorus Smoothing) - ステレオ音像の拡がり (Stereo Expansion)
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ステレオ音像を左右に広げます。
「ループ前フェード (Pre-Crossfade)」タブ
このタブでは、再生時にループ範囲へスムーズに移行するように、ループの終わりと新しく処理する範囲の開始部分をクロスフェードできます。クロスフェードを調節するには、エンベロープのドラッグポイントまたは値のスライダーを使用します。
この機能を使用する必要があるのは、「ループ音の均質化 (Loop Tone Uniformizer)」ではループ内の音色のみが変更されるためです。そのため、クロスフェードを適用しないと、ループへの移行が思ったよりなめらかでないということになります。
- ループ以前のオーディオとループの終わりをクロスフェード (Crossfade Audio before Loop with Audio of End of Loop)
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「適用 (Apply)」をクリックするとクロスフェードが適用されます。
- 長さ (Length)
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クロスフェードの長さを設定します。一般的には再生してみて問題ない範囲でループ後のフェードは短めに設定します。
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クロスフェードが長いとループはスムーズになります。ただし、処理される範囲が増えるので、その分、サウンドキャラクターが変わります。
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クロスフェードが短いと元のサウンドをより保てますが、その分、なめらかさが減ります。
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- カーブ形状: ゲイン均等~パワー均等 (Shape (from Equal Gain to Equal Power))
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クロスフェードのカーブ形状を指定します。シンプルなサウンドに対しては値を小さめに、複雑なサウンドには大きめに設定します。