MIDI コントローラー

ポリプレッシャー以外のすべての MIDI コントローラーは、各チャンネルに紐づいたメッセージです。そのため、パートやノートに対して挿入されていてもボイス全体に影響します。

MIDI コントローラーは各チャンネルに紐づいているため、ノートエクスプレッションはモノフォニック (ソロ) 演奏に使用を限定されてしまいます。1 つのノートのアーティキュレーションデータを編集した場合、同じボイスのその他すべてのノート、つまり、同じチャンネルで同時に演奏される他のすべてのノートにも影響します。

ただし、MPE 規格を導入することで、各ノートを異なる MIDI チャンネルに割り当て、ノートを個々に制御できます。MPE 規格は、個々のノートの制御に MIDI チャンネルメッセージのピッチベンド、アフタータッチ、および CC74 だけを使用することをおすすめしています。この例では、MIDI チャンネル 1 がすべてのノートを制御し、その他の 15 の MIDI チャンネルで個々のノートを制御できます。

補足

MIDI コントローラーを使用して個々のノートを制御するには、トラックの MIDI チャンネルを「すべて (Any)」に設定する必要があります。