コードトラックを使用してノートイベントをスケールに一致させる
コードトラックでコードまたはスケールによって定義されたスケールを選択し、ノートイベントをそのスケールに一致させることができます。
前提
コードイベントを含むコードトラックをプロジェクトに追加しておきます。
手順
- MIDI パートをキーエディターで開きます。
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必要に応じて、グローバルトラックセクションを開き、グローバルトラックとしてコードトラックをオンにします。
これにより、キーエディターでコードイベントとスケールイベントを確認できます。
- インスペクターの「スケールアシスタント (Scale Assistant)」セクションを開いて「コードトラックを使用 (Use Chord Track)」をオンにします。
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「コードトラックモード (Chord Track Mode)」ポップアップメニューを開き、以下のいずれかの操作を行ないます。
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ノートイベントをコードトラック上のスケールイベントに一致させるには「スケール (Scales)」を選択します。
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ノートイベントをコードトラック上のコードイベントに一致させるには「コード (Chords)」を選択します。
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ノートイベントをコードトラック上のスケールイベントとコードイベントの両方に一致させるには「コード+スケール (Chords & Scales)」を選択します。
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「スケールノートガイドを表示 (Show Scale Note Guides)」をオンにします。
これにより、選択したスケールに応じてイベントディスプレイの背景が変化し、そのスケールに属さないピッチの背景が暗く表示されます。
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キーエディターツールバーで、「イベントカラー (Event Colors)」を「スケール/コード (Scale/Chords)」に設定します。
これにより、選択したスケールにピッチが一致するかどうかによってイベントディスプレイ上のノートイベントの色が変化します。
補足選択したカラーモードの配色を表示するには、「イベントカラー (Event Colors)」ポップアップメニューを開いて「設定 (Setup)」を選択します。
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必要に応じて、キーエディターツールバーで「ピッチ表示オプションを選択 (Select Pitch Visibility Options)」ポップアップメニューを開き、「スケールアシスタントのピッチを表示 (Show Pitches from Scale Assistant)」を選択します。
これにより、ノートディスプレイとピアノキーボードディスプレイがフィルタリングされ、選択したスケールに一致するピッチだけが表示されます。
結果
イベントディスプレイの背景とノートイベントの色は、ノートのピッチを編集する際の視覚的なガイドとなります。
特定のタイムポジションに異なるスケールイベントまたはコードイベントを追加している場合、イベントディスプレイの背景およびノートイベントのスケール表示はタイムラインに沿って変化します。
手順終了後の項目
ノートイベントを選択したスケールの最も近いピッチに一致させるためにさらなる補助が必要な場合は、「ピッチをクオンタイズ (Quantize Pitches)」をクリックして既存の MIDI ノートのピッチをクオンタイズしたり、「ピッチ編集をスナップ (Snap Pitch Editing)」をオンにして編集中に MIDI ノートのノートピッチをスナップさせたり、「ライブ入力をスナップ (Snap Live Input)」をオンにして入力される MIDI のノートのピッチをマッピングしたりできます。