オーバーダビング録音を特定のコントローラー値から始める
ノートエクスプレッションデータをオーバーダビングで録音した場合、ラッチバッファーを有効にできます。これは、あらかじめ定義した初期設定のノブまたはフェーダーから録音を開始する場合に便利です。
Cubase が外部 MIDI デバイスからコントローラーデータを受信すると、その MIDI デバイスのフェーダーとノブの設定はラッチバッファーに自動的に書き込まれます。このデータはそのあと、再生中にノートに追加されます。
手順
- 使用できる VST ノートエクスプレッションのいずれかに各コントロールをマッピングします。
- 「ラッチバッファー (Latch Buffer)」をオンにして、MIDI コントローラーのノブやフェーダーを対応する値に設定します。
- 「オーバーダビング (Overdub)」をオンにします。
- マッピングした MIDI デバイスのコントロールを使用して、再生中のノートにノートエクスプレッションデータを録音します。
結果
すべてのコントロールの値が、オーバーダビング中に渡されたノートに追加され、同じタイプの既存のコントローラーデータが置き換えられます。
手順終了後の項目
「ラッチバッファーをリセット (Reset Latch Buffer)」をクリックし、ラッチバッファーからすべての値を削除します。
補足
サイクルモードで録音する場合、ラッチバッファーはサイクルの終わりに自動的にリセットされます。