Insert エフェクトと Send エフェクト
Insert エフェクトまたは Send エフェクトを使用すると、オーディオチャンネルにエフェクトを適用できます。
個々のオーディオイベントにオーディオエフェクトを適用するには、オフライン処理を使用します (Cubase Pro のみ)。
Insert エフェクト
Insert エフェクトは、オーディオチャンネルの信号の流れの中に Insert される (差し込まれる) エフェクトです。つまり、チャンネル信号のすべてがエフェクトを通過します。
1 つのチャンネルに最大 8 つの Insert エフェクトを追加できます。
Insert エフェクトは以下の場合に使用します。
ドライ (元のサウンド) とウェット (エフェクトのかかったサウンド) の信号をミックスする必要がないとき。
ディストーションやフィルター、ダイナミクス系エフェクト、その他サウンドの性質を全体的に変化させる場合に使用します。
Insert エフェクトの追加や編集には、以下の「Inserts」セクションを使用します。
MixConsole の「Inserts」ラック。
「チャンネル設定 (Channel Settings)」ウィンドウの「Inserts」セクション。
インスペクターの「Inserts」セクション。
Send エフェクト
Send エフェクトは、FX チャンネルトラックに追加できます。処理が必要なオーディオデータを Send エフェクトに接続できます。つまり、Send エフェクトはオーディオチャンネルのシグナルパス (信号の流れ) の外に位置します。
各オーディオチャンネルには 8 つの Send が用意されています。それぞれを自由にエフェクトへ (またはエフェクトのチェーンへ) 接続できます。
Send エフェクトは以下の場合に使用します。
各チャンネルで個別にドライサウンドとウェットサウンドのバランスを調節するとき。
複数のオーディオチャンネルに同じエフェクトを使用するとき。
Send エフェクトの編集には、以下の「Sends」セクションを使用します。
MixConsole の「Sends」ラック。
-
「チャンネル設定 (Channel Settings)」ウィンドウの「Sends」セクション。
インスペクターの「Sends」セクション。