ラウドネスメーター

「ラウドネス」メーターを使用すると、再生またはミキシング中に、プロジェクトのラウドネスをリアルタイムで解析、測定、およびモニタリングできます。

  • ラウドネスメーターを開くには、MixConsole または Control Room ミキサー のメーターディスプレイの一番下にある「ラウドネス (Loudness)」タブを選択します。

  1. Control Room ビュー

    「Control Room」セクションがアクティブになります。

  2. ラウドネスメーター

    「Integrated」値が左のメータースケールに三角で、「Short-Term」値が右のメータースケールに三角で表示されます。

  3. ラウドネス測定 (Measure Loudness)

    ラウドネスの測定をオンにします。

  4. LUとLUFSを切り替え (Switch between LU and LUFS)

    LUFS (絶対値) と LU (相対値) 間でメータースケールを切り替えます。

  5. ラウドネス設定 (Configure Loudness Settings)

    「Momentary Max」「Short-Term」「Integrated」、および「トゥルーピーク (True Peak)」クリップインジケーターのしきい値を指定します。設定されているしきい値を上回る値が検出されると、対象のインジケーターが赤く点灯します。

    ラウドネスメーターで、EBU +9 スケールと EBU +18 スケールの切り替えができます。

    再生開始の値をすべてリセットするには、「スタート時リセット (Reset on Start)」オプションをオンにします。

  6. ラウドネスをリセット (Reset Loudness)

    ラウドネスの値をすべてリセットします。

  7. Momentary Max

    400ms の間に測定された最大ラウドネスを表示します。

  8. Short-Term

    3 秒の間に測定されたラウドネスを表示します。

  9. Integrated

    開始から終了までに測定されたラウドネスの平均を表示します。測定時間は「Time」ディスプレイに表示されます。統合ラウドネスの推奨値は -23LUFS です。この絶対値は、-23LUFS が 0LU に相当する LU スケールに対する基準点です。

  10. Range

    開始から終了までに測定されたオーディオのダイナミックレンジが表示されます。この値は、どの程度の動的圧縮を適用するかを決定するのに役立ちます。映画用音楽など、非常に高度なダイナミックオーディオの範囲には、20LU を推奨します。

  11. True Peak

    オーディオのトゥルーピークレベルが表示されます。プロダクションにおいて許容されるトゥルーピークレベルの最大値は、-1dB です。

  12. Time

    統合ラウドネスの測定時間を表示します。