パーソナルなレコーディングスタジオ
プライベートな音楽制作環境では、たとえば、ダイレクトな操作でリモート録音をするためのポータブルハードディスクレコーダーなど、外部の録音デバイスとの同期を行なう必要が生じることがあります。
この例では、タイムコードとマシンコントロールには MIDI を使い、オーディオクロックには Lightpipe デジタル接続を利用します。
「トランスポート (Transport)」メニューの「外部のシンク信号に同期 (Use External Synchronization)」がオンになっている場合、Cubase がハードディスクレコーダーに MMC コマンドを送信します。
これで、Cubase はレコーダーの再生をリモート操作でスタートできます。
ハードディスクレコーダーは Cubase 内部のオーディオインターフェースからのオーディオクロックを速度のリファレンスとして動作します。
ハードディスクレコーダーからのオーディオクロックを Cubase が使用することも可能です。Lightpipe デジタルオーディオ接続ではオーディオ信号と共にオーディオクロックデータを送信することができます。
ハードディスクレコーダーが Cubase に MTC を送り返します。
レコーダーが再生をスタートすると、MTC が Cubase に送り返され、そのタイムコードに Cubase が同期します。