フロー
フローとは、音楽コンテンツ内で完全に独立している個別の楽譜の範囲のことであり、フローごとに異なるプレーヤーを含めることができるほか、拍子記号や調号も個別に設定できます。1 つのプロジェクトに複数のフローを含めることができます。
各プロジェクトの目的に応じて、たとえばアルバム内の 1 歌曲、ソナタや交響曲の 1 楽章、ステージミュージカルの 1 曲め、または数小節からなる短い音階練習曲や初見練習曲をフローとして作成できます。
1 人以上のプレーヤーを追加すると、プロジェクトに自動的にフローが追加されます。少なくとも 1 人のプレーヤーをプロジェクトに追加するまで、フローを追加することはできません。
Dorico Pro でフローを追加すると、自動的に以下のようになります。
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プロジェクト内のすべてのフルスコアとパートレイアウトにフローが割り当てられます。
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すべてのプレーヤーが新規フローに割り当てられます。
初期設定では、すべてのレイアウトにプロジェクト内のすべてのフローが含まれます。フローを割り当てるレイアウトとフローに割り当てるプレーヤーは、必要に応じて変更できます。
重要
フローからプレーヤーを削除すると、そのフローで該当するプレーヤーに対してすでに入力した音符は削除されます。
連桁のグループ化や臨時記号の有効範囲ルールなどの記譜オプションは、「記譜オプション (Notation Options)」ダイアログでフローごとに個別に変更できます。