括弧付きの符頭
括弧付きの符頭は、音符の演奏が任意であること、編集上の音符であること、リピートのある楽譜のすべてのリピート回で演奏される音符ではないこと、またはピアノで鍵盤を押さえるが完全には押し込まないことを示すために一般的に使用されます。Dorico SE では、すべての符頭に括弧を表示できます。
各括弧にどの音符が含まれているのかがはっきりわかるように、符頭の括弧は符頭よりわずかに長く上下に伸びています。

また、音符の譜表とタブ譜でそれぞれ個別に符頭に括弧を表示することもできます。
Dorico SE では、以下の符頭の括弧のタイプを使用できます。
- 符頭の丸括弧
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符頭の丸括弧はスラーと外観が似ていますが、垂直に配置されます。
補足タブ譜では、タイのつながりの 2 番め以降のすべての音符/コードを囲む丸括弧が自動的に表示されます。タブ譜でタイのつながりのすべての符頭に括弧を表示した場合、自動的に表示されるこれらの符頭の括弧が含まれます。
図 2. 音符の譜表で単一の符頭に丸括弧を表示した例 図 3. 音符の譜表でコードに丸括弧を表示した例 図 4. タブ譜で単一の符頭に丸括弧を表示した例 図 5. タブ譜でコードに丸括弧を表示した例 - 符頭の角括弧
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符頭の角括弧は、垂直の直線の上下に水平のフックが付いた形になっています。角括弧の長さは、括弧が譜表線上で終わってフックが見えなくなるということがないように自動的に調整されます。
図 6. 音符の譜表で単一の符頭に角括弧を表示した例 図 7. 音符の譜表でコードに角括弧を表示した例 図 8. タブ譜で単一の符頭に角括弧を表示した例 図 9. タブ譜でコードに角括弧を表示した例