「Osc」ページ

このページでは、サンプルとグレインオシレーターのどちらを使用するかを指定できます。また、オシレーターを設定できます。

Sample Mode

「Sample Mode」では、さまざまなマルチサンプルをロードしたり再生したりできます。

Grain Mode

「Grain Mode」では、再生のため、Skylab がグレインオシレーターを使用します。

Position

グレインの再生位置を手動で設定できます。たとえば、50% に設定すると、再生位置がサンプルの中央になります。再生位置は、新しいグレインが開始するたびに更新されます。

「Position」の「Rnd」

現在の位置を中心とした特定の範囲内で、再生位置がランダムに選択されます。100% に設定すると、再生位置はサンプルの開始位置と終了位置の間のランダムな位置にジャンプします。ランダム再生の位置は、新しいグレインの開始時にサンプルのチャンネルごとに個別に計算されます。このコントロールはサウンドのパンを広げるのに使用できます。

Duration

1 から 1000 の倍率でグレインの長さを延ばします。

非常に短いグレインの場合、サウンドのピッチはグレインが反復する周波数で決まります。グレインのデュレーションが 30ms を超えると、サウンドのピッチはサンプルの元のピッチになります。これは「Center Key」が C3 で「Duration」の値が 10 以上の場合の動作です。

「Duration」の「Rnd」

ランダムグレインのデュレーションを設定します。このデュレーションは、新しいグレインの開始時に計算されます。

Duration Key Follow

発音するノートに応じてグレインのデュレーションがどのように変化するかを設定します。これは、ほとんどの場合に短いデュレーションに使用されます。そのため、ピッチがサンプルの元のピッチと同じでデュレーションが長いサウンドは、キーに従う必要はありません。

たとえば「Duration」が 1、「Duration Key Follow」設定が 100% の場合、2 つのキーの間のピッチの差は半音です。これは標準的なキーボードのチューニングと同じです。デュレーションを長くすると、キーによってボリュームモジュレーションが異なって聴こえます。キーボードの各キーに同じボリュームモジュレーションを適用するには、「Duration Key Follow」を 0% に設定します。

補足

グレインのデュレーションを長くし、少数のグレインを使用する場合にのみ、ボリュームモジュレーションが聴こえます。

Pitch Interval

ピッチ間隔を半音単位で -12 から +12 の間で指定できます。グレインは、元のピッチでランダムに再生されるか、ピッチ間隔の設定に応じて移調されます。このパラメーターは、グレインデュレーションが長い場合に適しています。

「Pitch Interval」の「Rnd」

ランダムピッチの範囲を半音およびセント単位で設定します。+12 に設定すると、ランダムピッチの値は半音単位で -12 から +12 の範囲になります。ランダムピッチは、新しいグレインの開始時にサンプルのチャンネルごとに個別に計算されます。このパラメーターを使用すると、サウンドを豊かにできます。

Level

グレインオシレーターの全体レベルを調節します。グレインの数を増やす場合は、オシレーターのレベルを下げる必要が生じることがあります。サンプル内の音量が非常に小さい部分を再生する場合は、このコントロールを使用してレベルを上げられます。

Random

新しいグレインごとのランダムレベルを設定します。100% に設定すると、元の 0 倍から 2 倍の間でレベルが変化します。ランダムレベルは、新しいグレインの開始時にサンプルのチャンネルごとに個別に計算されます。このコントロールはサウンドのパンをランダムにするのに使用できます。

Width

グレインオシレーターのステレオ幅を調節します。グレインオシレーターのあとに適用されるため、実際のサンプルのステレオ幅には影響しません。0% に設定すると、グレインオシレーターの出力はモノフォニックになります。

Auto Gain

サンプル内の音量の小さい部分を使用してグレインのレベルを自動的に調節できます。これによって、均質性の高い信号を得られ、サンプル内の音量の小さい部分をソースとして使用できます。

Grains

グレインの数を 1 から 8 の間で設定できます。たとえば、4 に設定すると、グレインデュレーションの長さ当たりのグレインの数は 4 になります。

この設定の効果を聴くには、新しいノートを発音する必要があります。

Fixed Pitch

サンプルを固定のピッチで再生します。

  • このボタンをオンにすると、サンプルはキーボードのピッチに追従します。

    ルートキーは C3 です。

  • このボタンをオフにすると、サンプルは元のピッチで再生され、そのゾーンにピッチモジュレーションが設定されていても影響されません。