AudioWarp セクション
「AudioWarp」セクションでは、サンプルにタイムストレッチとフォルマントシフトを適用できます。
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フィルターの設定をオンにするには、「Activate/Deactivate AudioWarp」をクリックします。
- AudioWarp のモード
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「Solo」モードでは、タイムストレッチとフォルマントシフトのパラメーターを設定できます。
このモードは、ソロインストゥルメントやソロボーカルのループとサンプルに適しています。
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「Music」モードでは、タイムストレッチのパラメーターを設定できます。
ドラムループやミックスされた音楽のサンプルなど、複雑な素材に適しています。このモードでは、「Solo」モードよりも、CPU 処理時間が大幅に長くなります。
補足サンプルのストレッチが大きくなるほど、負荷が高くなります。
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- AudioWarp Sync Mode
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サンプルの再生速度をプロジェクトのテンポに合致させるよう設定できます。
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「Off」を選択すると、再生速度を手動で指定できます。単位は % です。
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「Tempo」を選択すると、サンプルの元のテンポとホストのテンポ間の比率をもとに再生速度が計算されます。
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- Legato
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このオプションをオフにすると、MIDI 経由で再生される各ノートの再生は、サンプラーコントロールのポジションカーソルから開始されます。
オンにすると、最初のノートはポジションカーソルから再生が開始され、それ以降のノートの再生は、最初のノートが実行される限り、現在の再生位置から開始されます。
- Speed
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「AudioWarp Sync Mode」を「Off」に設定すると、サンプルの再生速度を調節できます。
「Music」モードでは、再生速度調節の最小値は 12.5% です。この制限を下回る値は無効です。
- Original BPM
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「AudioWarp Sync Mode」を「Tempo」に設定すると、サンプルの元のテンポを 1 分間あたりの拍数で入力できます。サンプルの再生速度は、ホストアプリケーションのテンポに合致するよう調整されます。
補足このパラメーターは、「Solo」モードと「Music」モードでのみ使用できます。「Music」モードにおける再生速度調節の最小値は 12.5% です。この制限を下回る値は無効になります。
- Formant
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フォルマントシフトを調節できます。フォルマントシフトにより、ピッチがサンプルをシフトする際、いわゆるミッキーマウスエフェクトを回避できます。特に、人の声やアコースティックインストゥルメントのサンプルに便利です。
このパラメーターは、「Solo」モードでのみ使用できます。