通信状況の確認

プロジェクトの情報をネットワーク経由で更新する必要がある場合、Nuendo は、まず、すべてのプロジェクト参加者との接続が適切に機能しているかを確認します。この確認処理は、あらかじめ設定されているタイムアウト時間にしたがって、バックグラウンドで実行されます。

参加者のシステムがタイムアウト時間内に反応しない場合、「確定できませんでした (Commit Failed)」というメッセージが表示されます。ケーブルが抜けているなど、接続の不具合が一時的である可能性があるため、この時点ではそれ以上の操作は行なわれません。問題が継続する場合は、「ネットワーク (Network)」メニューから「通信状況の確認 (Verify Communication)」機能を呼び出すことができます。

この機能が呼び出されると、確認処理の進行状況がダイアログで表示されます。

  • すべてのプロジェクト参加者を検出すると、ダイアログには、プロジェクト参加者および応答時間 (各コンピューターが確認に反応するまでにかかった時間) がリスト表示されます。応答時間が標準の時間よりも長い場合や、ネットワークデータをオンラインで待機している参加者を検出できない場合は、「タイマー補正 (Adjust timer)」をクリックします。これによって Nuendo のタイムアウト時間が標準よりも長く設定され、応答時間が遅い参加者も検出できるようになります。

  • プロジェクト参加者がオフラインのために検出できなかった場合、ダイアログの表示を確認し、ワークグループからこれらのユーザーを削除できます。