この章では、付属の VST オーディオエフェクトと、そのパラメーターについて説明します。オーディオエフェクトの適用方法や管理方法などの詳細については、『オペレーションマニュアル』を参照してください。
『オペレーションマニュアル』
Doppler では、救急車のサイレンなどの音源が通り過ぎる際に生じるようなピッチの変化を表現できます。
Octaver プラグインは、入力信号のピッチを 1 オクターブ下または 2 オクターブ下でなぞる 2 つの音声を生成し、元の信号に加えることができます。Octaver は単音の信号で使用するのに適しています。
Pitch Correct は、ボーカルや楽器による演奏の単一のピッチをリアルタイムで自動的に検出し、細かいピッチとイントネーションの矛盾を補正します。先進的アルゴリズムにより、オリジナルのサウンドのフォルマントが保たれるため、よくあるミッキーマウス効果を避け、自然なサウンドのピッチ補正ができます。
PitchDriver は、ポストプロダクションでのサウンド設計を行なえるエフェクトです。ボイスやエフェクトサンプルのピッチを極端に上げ下げする場合に使用できます (不気味なモンスターサウンドを作成する場合など)。このプラグインでピッチをシフトする場合、フォルマントは保持されません。
Vocoder は、ある信号から取り出したサウンド特性を別の信号に適用できます。たとえば、声をモジュレーター、インストゥルメントをキャリアとして使用して、インストゥルメントに「喋らせる」ことができます。
VoiceDesigner は非常に強力なピッチシフトエフェクトやモーフィングエフェクトを備え、外部サイドチェーン信号や統合サウンドジェネレーターなどに対応した多機能なサウンド設計プラグインです。また、わずか 1 クリックでロボットボイスを作ることもできます。ミキシングセクションでは、ドライ信号、ウェット信号、サイドチェーン信号、ジェネレーター信号にさまざまなレベルと周波数範囲を設定できます。
この章では、付属の MIDI リアルタイムエフェクトと、そのパラメーターについて説明します。MIDI エフェクトの適用方法や管理方法などの詳細については、『オペレーションマニュアル』を参照してください。