「全般情報の検出 (Global Analysis)」-「ピッチ (Pitch)」タブ

このタブでは、オーディオ範囲の平均ピッチを検出するための設定ができます。

  • 「全般情報の検出 (Global Analysis)」ダイアログで、「ピッチ (Pitch)」タブを選択します。

このタブの設定を使用すると、たとえばピッチシフト用の情報を収集して、ある音を別の音にそろえることができます。ヘルツ (Hz) 単位と半音およびセント (= 半音の 1/100) 単位で、各チャンネルのピッチが表示されます。ディスプレイには対象範囲全体の値が表示されるため、ダイアログ下部にあるホットポイントコントロールはこのタブでは使用されません。

「ピッチ (Pitch)」タブを使用する場合の注意点を以下に示します。

  • 結果は範囲全体の平均値です。

  • この方法は、(コードやハーモニーではなく) 単音の素材のみに対して使用できます。

  • このアルゴリズムは、対象範囲でピッチが比較的安定していることを想定しています。

  • 素材は、他の音から比較的よく分離している必要があります。

  • 音のアタック部分ではなくサステイン部分を検出の対象にすることをおすすめします。通常、アタック部分ではピッチは安定していません。

  • 合成音の種類によっては、基本周波数 (一次倍音) が弱くアルゴリズムが機能しにくい場合があります。