プラグイン環境設定
このタブでは、VST プラグインを管理するための多くのオプションを設定できます。
WaveLab Elements が VST プラグインを検索する場所を指定したり、無視するプラグインを指定したりできます。また、VST プラグインのコントロールがマウス操作に反応する方法や表示を更新する頻度も選択できます。
独自のファイル構造を使用して VST プラグインの整理と保存を行なう場合、このダイアログを使用して、読み込むプラグインと読み込まないプラグインを細かく制御できます。これは、特定のプラグインを無効にする場合や、WaveLab Elements で使用する予定がないプラグインを無視する場合に役立ちます。
-
プラグイン環境設定を開くには、 を選択します。
「全般 (General)」タブ
- 標準の共有 VST プラグインフォルダーを検索 (Search Standard VST Plug-in Shared Folders)
-
この項目をオンにすると、WaveLab Elements はデフォルトの VST プラグインフォルダー内にある VST プラグインを検索します。
- 検索対象フォルダーの情報
-
情報アイコンをクリックすると、WaveLab Elements の起動時にプラグインが検索されたフォルダーが表示されます。たとえば、WaveLab Elements でプラグインが検出されなかった場合に、検索対象として指定したフォルダーが正しいかどうかを判断するのに役立ちます。
- 追加の VST プラグインフォルダー (WaveLab Elements 固有) (Additional VST Plug-in Folders (WaveLab Elements Specific))
-
VST プラグインが保存されている他のフォルダーを指定します。
- 以下のサブフォルダーに含まれるプラグインを無視 (複数のフォルダーを指定する場合はセミコロン ; で区切る) (Ignore Plug-ins Located in the following Subfolders (Separate Folder Names with a Semicolon))
-
WaveLab Elements による VST プラグインの検索対象から除外するフォルダーの名前を指定します。
- 読み込まないプラグイン (Do Not Load the Following Plug-ins)
-
WaveLab Elements で開かないプラグインを指定します。ファイル名 (パスとファイル拡張子なし) を入力します。プラグイン名は 1 行に 1 つずつ入力します。
名前の前にアスタリスク (*) を入力すると、その名前を含むすべてのプラグインが無視されます。
- 次回起動時にプラグイン検出を実行 (Force Plug-in Detection at Next Launch)
-
WaveLab Elements を次回起動したとき、プラグインが検出されます。WaveLab Elements は、起動時間を短縮するため、WaveLab Elements の起動のたびにプラグインを検出しません。ただし、WaveLab Elements はプラグインのリストを保持しており、日付やサイズの変更を検出すると、自動的にこのリストを更新します。
- 表示をより頻繁に更新 (より多くの処理パワーが必要) (Faster Graphics Refreshing (Consumes More Computer Power))
-
VST プラグインの表示をより頻繁に更新します。
- VST プラグインのノブ操作 (VST Plug-in Knobs)
-
プラグインのノブを使用するモードを設定します。選択できるオプションは、「回転 (Circular Mode)」、「相対的に回転 (Circular Mode (Relative Movement))」、および「直線 (Linear Mode)」です。
「整理 (Organize)」タブ
- プラグインのリスト
-
WaveLab Elements のプラグインが階層で表示されます。ここでは、プラグイン選択メニューまたはマスターセクションの「最終段エフェクト/ディザリング (Final Effect/Dithering)」ペインおよび「プレイバック処理 (Playback Processing)」ペイン (あるいはその両方) にプラグインを表示させるかどうかを指定できます。
「マイプラグイン (Favorites)」リストにプラグインを追加したり、プラグインのショートカットを定義したり、カスタムカテゴリーを追加したりできます。また、一般的なユーザーインターフェースかプラグイン固有のユーザーインターフェースのどちらを使用するかを指定できます。
「精度 (Precision)」コラムには、各プラグインの処理精度が表示されます。64-bit float のプラグインでは倍精度の処理を実行できます。WaveLab Elements の他のエフェクトメニューでは、倍精度処理が可能なプラグインに 64-bit float を示す「64 F」が表示されます。
補足64-bit float でのプラグイン処理には倍精度の処理が行なえますが、32-bit float の場合より処理に若干時間がかかります。
- 広げる (Expand)/折りたたむ (Collapse)
-
フォルダーツリーを広げるか、折りたたみます。
- 検索フィールド
-
プラグインのリストを名前でフィルターできます。
-
検索フィールド内をクリックし、検索文字列を入力します。
-
検索フィールドからプラグインリストにフォーカスを切り替えるには、[↓] を押します。
-
プラグインリストから検索フィールドにフォーカスを切り替えるには、[Ctrl]/[command]+[F] を押します。
-
- 「フィルター (Filter)」メニュー
-
特定の属性を持つプラグインのみを表示できます。
-
すべてのプラグインを表示 (Show All Plug-ins): すべてのプラグインを表示します。
-
新しいプラグインを表示 (Show New Plug-ins): 最近検出されたプラグインのみを表示します。
-
32-bit float プラグインを表示 (Show 32-bit float Plug-ins): 32-bit float 処理が可能なプラグインのみを表示します。
-
64-bit float プラグインを表示 (Show 64-bit float Plug-ins): 64-bit float 処理が可能なプラグインのみを表示します。
-
カスタムカテゴリーを持つプラグインを表示 (Show Plug-ins with a Custom Category): カスタムカテゴリーを持つプラグインのみを表示します。
-
カスタムカテゴリーのないプラグインを表示 (Show Plug-ins without a Custom Category): カスタムカテゴリーを持たないプラグインのみを表示します。
-
- 「new」のステータスを解除 (Remove “New” Status)
-
最近検出されたプラグインのnewステータスをリセットします。
- 変更を表示 (Show Changes)
-
現在の設定でプラグインツリーを更新します。
- ソート
-
プラグインのソート方法を指定します。他のパラメーターがその階層に適用されます。
- 階層を圧縮 (Compress Hierarchy)
-
サブメニューとその下のサブメニューに含まれるプラグインの数が、指定した数 (「スレッショルド (Threshold)」) より少ない場合、すべての項目が 1 つのサブメニューに統合されます。
「スレッショルド (Threshold)」には、階層を圧縮するのに必要な項目の最小数を指定します。
- 接頭辞ごとにサブメニューを作成 (Create Submenus Based on Prefixes)
-
サブメニュー内の複数の項目が同じ接頭辞で始まる場合、その接頭辞の名前が付いたサブメニューを作成します。
「スレッショルド (Threshold)」には、接頭辞の名前が付いたサブメニューの作成に必要な、同じ接頭辞で始まる項目の最小数を指定します。
- 単一のサブメニューに統合 (Merge Single Submenus)
-
サブメニューの下に別のサブメニューがあり、その中に項目が 1 つしか含まれない場合、サブメニューを統合します。
- カテゴリー名の変更 (Category Renaming)
-
階層で使用されるカテゴリー名は、プラグインメーカーによって設定されます。このセクションでは、カテゴリー名を変更できます。これは、2 つのカテゴリーの名前を同じ名前に変更して、1 つに統合するのに役立ちます。
- 「最近使用したプラグイン」サブメニュー (Submenu with Recently Used Plug-ins)
-
この項目をオンにすると、「最近使用 (Recently Used)」サブメニューが表示されます。
「最大サイズ (Maximum Size)」には、「最近使用 (Recently Used)」サブメニューに表示するプラグインの最大数を指定します。
「「最近使用したプラグイン」個別メニュー (Independent Recently Used Plug-ins Menus)」オプションでは、「最近使用 (Recently Used)」サブメニューをプラグインを選択できるすべての場所に適用するか、特定の場所のみに限定するかを選択できます。
- 無視されたプラグイン (Ignored Plug-ins)
-
「無視されたプラグイン (Ignored Plug-ins)」ダイアログが表示されます。読み込まれなかったプラグインを確認できます。このダイアログでは、WaveLab Elements の次回の起動時にこれらのプラグインを再スキャンするかどうかを指定できます。これは、完全に再スキャンするより高速です。
- プラグインの数 (Number of Plug-ins)
-
WaveLab Elements で使用可能なプラグインの数が表示されます。