オーディオエンジン出力
「オーディオエンジン出力 (Audio Engine Output)」セクションには、Cubase オーディオエンジンの出力に関するすべての設定が含まれます。
サンプリングレート (Sample Rate)
補足このパラメーターは非圧縮のオーディオファイル形式と FLAC ファイルのみに使用できます。
書き出すオーディオの周波数範囲を選択できます。プロジェクトのサンプリングレートより低い値に設定した場合、オーディオのクオリティーは低下し、高域が減衰します。プロジェクトのサンプリングレートより高い値に設定した場合、ファイルサイズは増加しますが、オーディオのクオリティーは向上しません。CD に書き込む場合、オーディオ CD で使用されるサンプリングレート 44.100kHz を選択する必要があります。
ビット深度 (Bit Depth)
補足このパラメーターは非圧縮のオーディオファイル形式と FLAC ファイルのみに使用できます。
8 ビット、16 ビット、24 ビット、または 32 ビット (浮動小数点数) ファイルを選択できます。ミックスダウンファイルを Cubase に再読み込みする場合、32 ビット (浮動小数点数) を選択してください。これは、Cubase でオーディオ処理に使用されている解像度です。32 ビット (浮動小数点数) ファイルのサイズは 16 ビットファイルの 2 倍です。CD に書き込む場合、CD オーディオは常に 16 ビットであるため、16 ビットオプションを使用してください。この場合、ディザリングをおすすめします。Cubase Elements のみ: UV-22HR ディザリングプラグインを有効にすると、クオンタイズノイズの影響が減り、オーディオを 16 ビットに変換する際にノイズが入るのを防ぐことができます。8 ビットの解像度は、オーディオ品質が低下するため、必要のない限り使用しないでください。
実時間で書き出す (Real-Time Export)
ミックスダウンファイルを実時間で書き出します。少なくとも通常の再生と同じ時間がかかります。一部の VST プラグイン、外部インストゥルメント、およびエフェクトでは、実時間での書き出しによって、ミックスダウンを適切に実行するための時間を十分確保できるようにする必要があります。詳細については、プラグインの製造元に問い合わせてください。
補足コンピューターの CPU とディスクの速度が原因で、実時間ですべてのチャンネルを同時に書き出しできない場合、処理は自動的に停止し、チャンネルの数を減らして再度処理が開始されます。そのあと、ファイルの次のグループが書き出されます。選択したすべてのチャンネルを書き出すまで、必要に応じてこの手順が繰り返されます。
モノラルダウンミックス (Mono Downmix)
ステレオバスの 2 つのチャンネルを 1 つのモノラルファイルにダウンミックスします。
チャンネルを分割 (Split Channels)
ステレオバスの 2 つのチャンネルを 1 つのモノラルファイルに書き出します。