パッチ構成
パッチ構成は、次の項目で構成されています。
サウンドの主要カテゴリーである「バンク」 - 「Patches」、「Performances」、「Drums」といった各カテゴリーです。
リストの「フォルダー」 - 各バンクが含むことのできる、任意の数のグループを示します。
リストの「プリセット」 - 各パッチ、パフォーマンス、ドラムキットを示します。
「コマンド (Commands)」ポップアップメニューには、次の項目が含まれています (「コマンド(Command)」ポップアップメニューは、「編集可能 (Enable Edit)」チェックボックスをオンにすることで使用可能です)。
- バンクを作成 (Create Bank)
「パッチバンク (Patch Banks)」リストの最上位の階層に、新しくバンクを作成します。これをクリックして、新しいバンク名に変更できます。
- 新規フォルダー (New Folder)
選択されたバンク、またはフォルダーの中に、さらにサブフォルダーを作成します。このサブフォルダーは、MIDI デバイス中のパッチグループに対応させることも、またサウンドを単に分類する方法として使用することもできます。この項目を選択すると、名前ダイアログが現れ、フォルダー名を設定できます。またフォルダーは後からでも、リスト中でクリックして、名前を変更できます。
- 新規プリセット (New Preset)
選択されたバンク、またはフォルダーの中に、新しいプリセットを追加します。
プリセットをクリックして、新しい名前に変更できます。
プリセットを選択すると、対応する MIDIイベント (プログラムチェンジ、バンクセレクト等々) が、右側のイベントディスプレイに表示されます。新しいプリセットのデフォルト設定は、「プログラムチェンジ (Program Change)」= 0 です。これを、次の手順で変更できます。
重要MIDI デバイスのパッチ選択に、どの MIDI イベントを使用するべきかについては、ご使用の MIDI 音源のマニュアルを参照してください。
パッチを選択したときに出力する、プログラムチェンジナンバーを変更するには、プログラムチェンジメッセージの「値 (Value)」コラムで、設定値を調整します。
別の MIDIイベント (バンクセレクトメッセージなど) を追加するには、メッセージ部分 (「MIDI メッセージタイプ」欄の末尾にあるイベントのすぐ下) をクリックして、ポップアップメニューから、イベントタイプを選択します。すると、新しくイベントが追加されます。
イベントを追加したら、「値 (Value)」コラムで、設定値を調整します。プログラムチェンジメッセージの場合と同じです。
イベントタイプを他と取り替えるには、そのイベントタイプをクリックして現れる、ポップアップメニューから、別のイベントタイプを選択します。
たとえば、MIDI音源によっては、まずバンクセレクトメッセージを、次にプログラムチェンジメッセージを出力する必要があります。この場合、デフォルト設定のプログラムチェンジメッセージを、バンクセレクトメッセージと取り替え、その上で新しくプログラムチェンジメッセージを (下側に) 追加する必要があります。
イベントを削除するには、そのイベントを選択した上で、[Delete] キー、または [Backspace] キーを押します。
重要MIDI音源により、バンクセレクトメッセージの構成方法が異なります。バンクセレクトメッセージを使用する場合、「CC: バンクセレクト MSB (CC: BankSelect MSB)」、「バンクセレクト 14 ビット (Bank Select 14 Bit)」、「バンクセレクト 14 ビット MSB-LSB 交換 (Bank Select 14 Bit MSB-LSB Swapped)」のどれを使用するか、あるいは別のオプションを使用するべきかについては、MIDI 音源のマニュアルを参照してください。
- 複数のプリセットを追加 (Add Multiple Presets)
これを選択するとダイアログが開き、選択されたバンク、またはフォルダーに追加する、一連のプリセットの MIDIメッセージの内容を設定できます。