3D チャンネル構成用の VST MultiPanner プラグインパネル
VST MultiPanner のプラグインパネルには、7.1.2 Dolby Atmos など、3D チャンネル構成を持つ出力バスまたはグループチャンネルにルーティングされたチャンネル用に、追加設定と 3D パンエリアが用意されています。
パンナーの処理モードはオーディオチャンネルのルーティングによって決まります。オーディオチャンネルが 7.1.2 出力バスまたはグループチャンネルにルーティングされている場合、パンナーは 7.1.2 ベッドモードで動作します。チャンネルが 2D チャンネル構成の出力バスまたはグループチャンネルにルーティングされている場合、3D パンニング機能は無効になります。
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VST MultiPanner のプラグインパネルを別ウィンドウで開くには、インスペクターまたは MixConsole で VST MultiPanner の小型ビューをダブルクリックします。
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追加設定と 3D パンエリアの表示/非表示を切り替えるには、「Show/Hide Extended Display」 / をクリックします。
- 「Elevation Pattern」ボタン
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高さパラメーター用にあらかじめ定義されたエレベーションパターンのオン/オフを切り替えることができます。
どのエレベーションパターンもアクティブになっていない場合は、「Bottom-Top Pan」を手動で調節できます。
- Top View
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部屋を上から見た状態が表示されます。Z 軸上の位置はパンニングハンドルの大きさで表わされます。パンニングハンドルが大きいほど、音源が室内の高い位置に配置されています。Z 軸上の位置を調節するには、中クリックしてドラッグします。
- Rear View
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部屋を後ろから見た状態が表示されます。X 軸および Z 軸上の音源の位置を、パンニングハンドルをドラッグして設定できます。Y 軸上の位置はパンニングハンドルの大きさで表わされます。パンニングハンドルが大きいほど、音源が室内の後方近くに配置されています。Y 軸上の位置を調節するには、中クリックしてドラッグします。
- Bottom-Top Pan
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Z 軸上の信号の定位を設定します。このコントロールを一番右まで動かすと、トップスピーカーからのみ音が出ます。
- Elevation On/Off
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高さパラメーターのオン/オフを切り替えます。
補足エレベーションをオフにした場合、「Bottom-Top-Pan」のオートメーションが設定されていたとしても、「Bottom-Top Pan」が一番下に設定されます。Elevation On/Off はオートメーション化もできます。
- Tilt Signal around Y-Axis
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Y 軸を中心として音源を傾けます。このオプションはステレオ信号とマルチチャンネル信号にのみ使用できます。
- Tilt Signal around X-Axis
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X 軸を中心として音源を傾けます。このオプションはステレオ信号とマルチチャンネル信号にのみ使用できます。
- Height Divergence
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音源を Z 軸上に配置した際に使用する減衰カーブを設定します。