MIDI Echo
受信する MIDI ノートに基づいてエコーを作成/追加する先進的な MIDI エコーのプラグインです。デジタルディレイに似た効果を作り出すほかに、MIDI ノートによるピッチシフトをはじめ、多くの特徴的な機能を備えています。
このエフェクトは、実際のオーディオをエコーさせるのではなく、MIDI ノートによるエコーを MIDI 音源で再生させています。
- Repeats
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受信する各ノートから作成されるエコーの数を設定します (1 ~ 12)。
- Delay
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この値に応じてエコーノートが繰り返されます。ポップアップメニューの左のボタンで音価と PPQ ティックを切り替えることができます。ディレイに対し、リズムに関係する値を設定するのが容易であると同時に、中間的で実験的なディレイ設定も可能です。
- Length
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エコーノートの長さを設定します。オリジナルのノートと同一とするか (パラメーターを最低値に設定)、長さを手動で特定します。ポップアップメニューの左のボタンで音価と PPQ ティックを切り替えることができます。
補足「Length Decay」パラメーターも長さに影響を及ぼします。
- Beat Align
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再生の間、このパラメーターにより、最初のエコーノートの位置がクオンタイズされます。ポップアップメニューの左のボタンで音価と PPQ ティックを切り替えることができます。
たとえば、これを「1/8」に設定すると、最初のエコーノートはオリジナルのノートより後ろで最初の 8 分音符の位置で発音されます。
補足エコータイムは「Delay Decay」パラメーターの影響も受けます。
補足ライブモード時は最初のエコーが常にノートイベント自身と一緒に発音されるため、このパラメーターは効力を持ちません。
タイミングと位置に関係するパラメーター (「Delay」、「Length」、「Beat Align」) は、PPQ ティック単位で設定できます。4 分音符 1 つ分が、480 ティックとなっています。これらのパラメーターでは、リズムに関係する値を段階的に指定できます。以下の表に、よく使われる音値と、これらのティック数を示します。
音値 |
ティック数 |
---|---|
32 分音符 |
60 |
3 連 16 分音符 |
90 |
16 分音符 |
120 |
3 連 8 分音符 |
160 |
8 分音符 |
240 |
3 連 4 分音符 |
320 |
4 分音符 |
480 |
2 分音符 |
960 |
- Delay Decay
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エコーの反復にしたがって、エコーの間隔がだんだんと変化する効果を追加します。値はパーセント単位となっています。
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100% に設定した場合、すべてのエコーの間隔が均一になります。
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100% より高くすると、エコーの間隔が、だんだん長くなっていきます (エコーがだんだん遅くなります)。
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100% より低くすると、エコーの間隔は、飛び跳ねたボールのように、しだいに短くなっていきます。
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- Length Decay
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各リピートごとに、エコーノートの長さをだんだんと変化させる機能です。設定を高くするほどエコーノートが長くなります。
- Pitch Offset
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これを「0」以外に設定すると、エコーノートのピッチがだんだん上がる/下がるようになります。つまり、各ノートは直前のノートよりも高く/低くなります。値は半音単位で設定します。
たとえば、「-2」と設定した場合、最初のエコーノートは元のノートよりも 2 半音 (全音) 低くなり、2 つめのエコーノートは最初のエコーノートよりもさらに 2 半音低くなります (以下同様)。
- Velocity Offset
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エコーのベロシティー値をリピートごと増やしたり、減らしたりできます。つまり、音量が大きくなっていくエコーやフェードアウトするエコーを演出できます (使用するサウンドがベロシティーに対応している場合)。