マーカー

マーカーは、たとえば特定の位置をすばやく見つけるのに使います。マーカーには、ポジションマーカーとサイクルマーカーの 2 種類があります。

特定の位置にジャンプすることが多い場合は、そこにマーカーを作成すると便利です。マーカーを利用して範囲を選択したり、ズーム表示したりすることもできます。

ADR (Automated Dialogue Replacement) と吹き替え作業を実行する場合、マーカーを使用して ADR ステータスの開始位置と終了位置を設定できます。

マーカーはマーカートラックに記録されます。ポストプロダクション作業の要求に応えるため、最大で 32 のマーカートラックを追加できるようになっています。EDL (Edit Decision List) ファイルや CSV (Comma Separated Values) ファイルなどを使った作業に役立ちます。

プロジェクト全体のすべてのトラックのマーカーの位置を示す垂直マーカーラインを表示できます。マーカーラインはプロジェクトウィンドウおよびキーエディターインスペクターの「グローバルトラック (Global Tracks)」セクションに表示されます。

補足

  • マーカーラインは他のトラックでは他のイベントの後ろに表示されます。ラインを目立たせる必要がある場合は、「環境設定 (Preferences)」ダイアログの「イベントの表示 (Event Display)」ページで「イベントの不透明度 (Event Opacity)」を下げることを検討してください。

  • プロジェクトウィンドウでは、「Visibility」タブでマーカートラックが非表示になっていない場合のみマーカーラインが表示されます。

ビデオカット検出を使用すると、すべてのビデオカット位置にマーカーを追加できます。