秒単位のカウントインを設定する
秒単位のカウントインを設定することで、録音時のタイミングの基準として使用できます。この設定は、小節や拍ではなく秒単位で作業を行なうポストプロダクションにおいて便利です。
このタスクについて
この典型的な使い方としては、いわゆる「アフレコ」や「アテレコ」、ボイスオーバーなどが挙げられます。これらの作業では、録音をスタートするそれぞれの位置に次々と移動していく必要があります。秒単位のカウントインを設定して、希望する範囲にロケーターをセットすれば、録音や再生の開始位置を指定できるだけでなく、ほかの位置からの移動なども素早く行なえます。
手順
結果
プロジェクトは現在のプロジェクトカーソル位置から再生され、決められた位置からカウントインがトリガーされます。カーソルが左ロケーター位置に来ると、カウントインが止まって実際の録音がスタートします。
補足
パンチイン録音を行なうこともできます。その場合、まず、録音開始位置に左ロケーターを設定したうえで、左ロケーターより前の位置にプロジェクトカーソルをセットしてください。続いて、トランスポートパネルの「オートパンチイン (Auto Punch In)」をオンにし、再生をスタートします。「カウントインクリック (Count-In Clicks)」欄と「間隔 (秒) (Interval in seconds)」欄で設定された位置にプロジェクトカーソルが来ると、カウントインがスタートします。カーソルが左ロケーター位置に達すると、カウントインが止まって録音がスタートします。