MultibandCompressor
MultibandCompressor は、4 つの周波数帯域に信号を分割できます。それぞれの周波数帯域で、レベル、周波数帯域幅、およびコンプレッサー特性を指定できます。
圧縮による出力ゲインのロスを補正するため、MultibandCompressor で自動メイクアップゲインが使用されます。サイドチェーンセクションで周波数帯域に対してサイドチェーンを有効にすると、自動メイクアップゲインがこの帯域に対して無効になります。これにより、プラグインを帯域ごとにダッキングモードに設定できます。
周波数帯域エディター
パネルの上半分に表示される周波数帯域エディターでは、周波数帯域の幅と、圧縮後のレベルを設定します。左側にある縦軸のスケールには、各周波数帯域のゲインレベルが示されます。横軸のスケールには、利用できる周波数範囲が示されます。
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周波数帯域の範囲を定義するには、各周波数帯域の端にあるハンドルを使用します。
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各周波数帯域の圧縮後のゲインを ±15dB の範囲で減衰または増幅するには、各周波数帯域の上部にあるハンドルを使用します。
- Live
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このボタンをオンにすると、エフェクトの先読み機能が無効になります。先読みが有効な場合、より正確に処理できますが、特定の量のレイテンシーが発生するというデメリットもあります。「Live」モードをオンにするとレイテンシーが発生しないため、ライブの処理に適しています。
- Bypass Band
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周波数帯域をバイパスします。
- Solo Band
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対応する周波数帯域をソロにします。
- Output (-24 ~ 24dB)
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出力レベルを設定します。
「Compressor」セクション
ブレイクポイントを移動するか、対応するコントロールを使用して、「Threshold」と「Ratio」の値を指定できます。スレッショルドは、直線の対角線からラインがそれる最初のブレイクポイントで表わされます。
- Threshold (-60 ~ 0dB)
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コンプレッサーが効き始めるレベルを決定します。設定したスレッショルドより高いレベルの信号のみが処理されます。
- Ratio
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設定したスレッショルドを超える信号に対するゲインの減衰量を設定します。たとえば、レシオ 3:1 とは、入力レベルが 3dB 上がるごとに出力レベルが 1dB 上がることを意味します。
- Attack (0.1 ~ 100 ミリ秒)
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設定したスレッショルドを超えた信号に対してコンプレッサーが反応する速さを決定します。アタックタイムが長いと、信号の最初の部分で、処理されずに通過する信号の量が多くなります。
- Release (10 ~ 1000 ミリ秒または「Auto」モード)
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信号がスレッショルドより下がった場合に、ゲインが元のレベルに戻るまでにかかる時間を設定します。「Auto Release」をオンにすると、プラグインによってオーディオ素材に最適なリリース設定が検出されます。
サイドチェーンセクション
サイドチェーンセクションを開くには、プラグインウィンドウ左下の「SC」ボタンをクリックします。
帯域に対してサイドチェーン機能を使用するには、プラグイン全体のサイドチェーンを有効にしておく必要があります。
- Side-Chain
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内部のサイドチェーンフィルターを有効にします。有効にすると、設定したフィルターパラメーターに従ってサイドチェーン信号の波形を操作できます。
- Frequency
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「Side-Chain」をオンにした場合に、サイドチェーンフィルターの周波数を設定します。
- Q-Factor
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「Side-Chain」をオンにした場合に、フィルターの幅またはレゾナンスを設定します。
- Monitor
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フィルタリングした信号をモニタリングできます。