Expander
Expander は、設定したスレッショルドより低い信号の出力レベルを、入力レベルに対して相対的に減衰します。ダイナミックレンジを広げたり、曲の静かな部分でノイズを下げたりするのに便利です。
「Threshold」と「Ratio」パラメーター値を変更するには、コントローラーノブを操作するか、グラフィック表示でブレイクポイントをドラッグします。
- Threshold
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エキスパンダーが効き始めるレベルを決定します。
- Ratio
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スレッショルドより低い信号に対して適用するゲインの増幅量を設定します。
- Soft Knee
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このボタンをオフにすると、設定したレシオに従い、スレッショルドより低い信号はすぐに拡張されます (「ハードニー」)。「Soft Knee」をオンにすると、拡張の始まりはより緩やかになり、違和感が少なくなります。
- Fall (0.1 ~ 100 ミリ秒)
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設定したスレッショルドより低い信号に対してエクスパンダーが反応する速さを決定します。この時間が長いと、信号の最初の部分で、処理されずに通過する信号の量が多くなります。
- Hold (0 ~ 2000 ミリ秒)
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信号がスレッショルドより低くなったあと、信号に拡張エフェクトをかけ続ける時間を設定します。
- Rise (10 ~ 1000 ミリ秒または「Auto」モード)
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信号がスレッショルドを超えた場合に、ゲインが元のレベルに戻るまでにかかる時間を設定します。「Auto Rise」ボタンをオンにすると、プラグインによってオーディオ素材に応じた最適な上昇設定が検出されます。
- Analysis (「ピークのみ」から「RMS のみ」)
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ピークまたは RMS の値のどちらに基づいて入力信号を解析するかを決定します。値 0 はピークのみ、値 100 は RMS のみです。RMS モードは、オーディオ信号の平均パワーを基準に動作します。ピークモードは、ピークレベルに基づく度合いが増します。一般的な目安としては、ボーカルなどの不連続な部分があまりない素材では RMS モードの方が適しており、多くの不連続なピークがあるパーカッシブな音の多い素材ではピークモードの方が適しています。
- Live
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このボタンをオンにすると、エフェクトの先読み機能が無効になります。先読みが有効な場合、より正確に処理できますが、特定の量のレイテンシーが発生するというデメリットもあります。「Live」モードをオンにするとレイテンシーが発生しないため、ライブの処理に適しています。
このプラグインは外部サイドチェーンをサポートしています。サイドチェーン入力を使用して、別のシグナルソースからエクスパンジョンを制御できます。サイドチェーンからの入力レベルがスレッショルド値以上になるとエクスパンジョンがかかります。サイドチェーンのルーティング設定については、『オペレーションマニュアル』を参照してください。