Randomizer

Randomizer を使用すると、サウンドのバリエーションを作成できます。特定のパラメーター値を設定することで、各パラメーターをどの程度ランダム化するかを設定できます。たとえば、ドアが閉じる音のオーディオファイルをプロジェクトで複数回使用する際に、毎回異なるサウンドにしたい場合などに便利です。

補足

このプラグインは、オフライン処理で使用することをおすすめします。リアルタイムプラグインとして使用すると、レイテンシーが増加します。

Randomizer を使用すると、上限値と下限値を定義し、その範囲内でパラメーターを変化させることができます。「Pitch」「Impact」「Color」および「Timing」は、メタパラメーターとして動作します。いずれかのメタパラメーターを変更すると、バックグラウンドで一連のパラメーターがすべて変更されます。

Pitch

ピッチの変更の最大値を設定します。

このパラメーターを変更すると、シンプルにサウンドバリエーションを作成できます。特に、声部や音調のバリエーションを作成するのに適していますが、無調ノイズのバリエーションの作成にも効果的に使用できます。

Impact

アタック設定とエンベロープ設定のバリエーションの最大値を設定します。

このパラメーターを使用すると、オーディオアタックとサウンドのエンベロープのバリエーションを作成できます。これにより、強いアタックのないサウンドでもユニークなバリエーションを作成できます。

Color

周波数変化の最大値を設定します。

このパラメーターでは、基音周波数と倍音成分のバランスを変更できます。これにより、たとえば、金切り音といった効果音制作において良い結果が得られます。

Timing

タイミングの揺れ幅の最大値を設定します。

このパラメーターでは、単調なパターンで再生されるサウンドのタイミングを変更できます。最大値にすると、サウンド内のセグメントの順番が変わります。

補足

これらのパラメーター値を 5 に設定すると、変化が顕著でありながら自然なサウンドのバリエーションが作成できます。パラメーター値を 8 より高い値に設定すると、サウンドが劇的に変化します。