クロスフェードの作成

クロスフェードできるオーディオ素材は、同じオーディオファイル内の 2 つの異なるセクションか、2 つの異なるオーディオファイルのいずれかです。

手順

  1. 波形ウィンドウで、フェードインさせたい範囲を選択します。
  2. 「編集 (Edit)」タブを選択します。
  3. 「クリップボード (Clipboard)」セクションで、「コピー (Copy)」をクリックします。
  4. フェードアウトさせたい範囲を選択します。

    この選択範囲の長さによって実際のクロスフェードの長さが決定され、ステータスバーに表示されます。範囲は、選択したオーディオファイル内または別の波形ウィンドウから選択できます。ただし、この選択範囲は、前の手順でコピーした選択範囲の長さ以下である必要があります。

  5. フェードインとフェードアウトのどちらを作成したいかに応じて、「クリップボート (Clipboard)」セクションで、以下のいずれかの項目を選択します。
    • デフォルトのクロスフェードタイプを適用するには、「貼り付けとクロスフェード (Paste and Crossfade)」アイコンをクリックします。

    • 別のクロスフェードタイプを選択するには、クロスフェードアイコンの下の「貼り付けとクロスフェード (Paste and Crossfade)」をクリックします。ポップアップメニューで、作成するクロスフェードタイプを選択します。

結果

クロスフェードが作成されます。貼り付け先のファイルで選択範囲のあとにあった部分は、貼り付けられた部分のあとにくるように移動されます。

コピーされた選択範囲でクロスフェード範囲を超過した部分は、フェードのあとにフルレベルで再生されます。

補足

両方のファイルで、クロスフェード部分にフルレベルの範囲がすでに存在する場合 (たとえば、両方のファイルをノーマライズした場合)、クリッピングや歪みが発生することがあります。この場合、両方のファイルの振幅を 3 ~ 6dB 下げたうえでもう一度試してみてください。

手順終了後の項目

ファイルを再生し、必要に応じてクロスフェードを調節します。