「MP3 エンコード (MP3 encoding)」ダイアログ
MP3 オーディオファイルを保存する場合のエンコードのオプションを編集できます。
「MP3 エンコード (MP3 encoding)」ダイアログは、出力ファイル形式を選択できるほとんどの場所から表示できます。たとえば、オーディオファイルを開いて を選択し、「形式 (Format)」フィールドをクリックして「設定 (Edit)」を選択します。「オーディオファイル形式 (Audio File Format)」ダイアログで、種類に「MPEG-1 Layer 3 (MP3)」を選択し、「エンコード (Encoding)」フィールドをクリックして設定 (Edit) を選択します。
「処理方法 (Method)」タブ
- エンコーダー (Encoder)
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エンコーダー (「Fraunhofer」または「Lame」) を選択できます。
- 固定ビットレート/可変ビットレート (Constant Bit Rate/Variable Bit Rate)
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ビットレートはオーディオ信号をエンコードするのに使用されるデータの量に関係します。値が大きいほどクオリティーは上がりますが、出力ファイルのサイズが大きくなります。「可変ビットレート (Variable Bit Rate)」を選択すると、オーディオ素材の複雑さに応じてレートが変わります。
- 音質最優先/処理速度最優先 (Highest Quality (Slowest)/Fastest)
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希望の音質を選択します。音質を高くすると、オーディオ信号の分析と圧縮に要するリソースと時間が長くなります。
補足「音質最優先 (Highest Quality (Slowest))」では、オーディオファイルは特定のサンプリングレートである必要があります。この場合、サンプリングレートが入力のサンプリングレートと一致していないと、メッセージが表示されます。
「詳細設定 (Advanced)」タブ
- ファイルの長さと再生位置情報を VBR ヘッダーに追加 (Add File Length and Playback Position Information to VBR Header)
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VBR ヘッダーにデータを追加します。これにより、再生デバイスが MP3 ファイルの長さを推定し、MP3 ファイル内の任意の時間位置にジャンプできます。この項目は Fraunhofer エンコーダーを選択した場合にのみ使用できます。
- 補助データを埋め込んで時間とディレイを補正 (Embed Ancillary Data for Time and Delay Compensation)
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デコードされたファイルが元のファイルの長さと正確に一致するように、補助データを埋め込みます。この項目は Fraunhofer エンコーダーを選択した場合にのみ使用できます。
以下の項目は、「Lame」エンコーダーにのみ使用できます。
- インテンシティーステレオコーディングを許可 (Allow Intensity Stereo Coding)
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スペクトラムの一部を再構成することでビットレートを下げます。
- 「オリジナルレコーディング」フラグを設定 (Specify as "Original Recording")
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エンコードするファイルを、オリジナルレコーディングされたファイルに設定します。
- 「プライベート」フラグを設定 (Write Private Bit)
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これはカスタムフラグです。
- 著作権フラグを設定 (Write Copyright Flag)
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エンコードするファイルを、著作権で保護されている作品に設定します。
- 訂正コードを挿入 (Write Check-Sum)
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このファイルのデータにエラーがないか、他のアプリケーションでチェックできるようになります。
- フレームサイズを大きくする (Create Long Frames)
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ファイル内のヘッダー情報を減らしてファイルサイズをより小さくします。対応していないデコーダーもあるので注意してください。