新機能
以下のリストには、WaveLab Elements に関する最も重要な改良についての情報と、それに対応する説明へのリンクが含まれます。
追加された新機能: バージョン 11.2.0
新たに追加されたエラー修正方法です。破損したサンプルに線を引いて置き換えることで、オーディオから小さなクリックを除去できます。 を参照してください 「処理 (Process)」タブ.
追加された新機能: バージョン 11.0.0
ハイライト
WaveLab Elements では、最大 5.1 チャンネルレイアウトのマルチチャンネルインターリーブオーディオファイルがサポートされるようになりました。 を参照してください マルチチャンネルのオーディオファイル.
WaveLab Elements では、オーディオモンタージュがマルチチャンネルに対応するようになりました。 を参照してください オーディオモンタージュでのマルチチャンネル作業.
ダッキングを使用すると、オーディオトラックのレベルを別のオーディオトラックで制御できます。トラックの音楽レベルを別のトラックのボイスレベルで制御するのに使用される機能です。 を参照してください トラックダッキング.
インスペクターウィンドウでトラックのクリーンアップとエンハンスを行なえるようになりました。DeEsser、DeNoiser、および DeHummer を使用してオーディオ信号をきれいにできます。Voice Exciter、Reverb、EQ、および Maximizer を使用してオーディオ信号の品質を高められます。 を参照してください 「インスペクター (Inspector)」ウィンドウ.
オーディオモンタージュの単一または複数のトラックを直接録音できるようになりました。WaveLab Elements が ASIO デバイスの利用可能な入力バスを自動で検出して、ステレオ/モノラル入力バスを作成します。 を参照してください オーディオモンタージュウィンドウでの録音.
オーディオモンタージュの入力信号をモニタリングできるようになりました。これにより、WaveLab Elements の設定によって入力信号にかかるエフェクトを聴くことができます。 を参照してください 入力のモニタリング.
ダイレクトモニタリングにより、低レイテンシーの入力信号をモニタリングできます。「ダイレクトモニタリング (Direct Monitoring)」が有効になっている場合、オーディオモンタージュとエフェクトを通すことなく、入力信号を直接モニタリングできます。 を参照してください ダイレクトモニタリング.
ビデオのオーディオトラックを別のオーディオファイルに置き換えられるようになりました。 を参照してください ビデオのオーディオを置き換える.
WaveLab Elements では、Podcast を直接 Podcast のホストサービスにアップロードできるようになりました。 を参照してください Podcast.
その他の新機能
DeEsser は、主にボーカル録音で使用され、過剰なシビランス (歯擦音) を軽減する特殊なタイプのコンプレッサーです。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
EnvelopeShaper は、オーディオ素材のアタックおよびリリース部分のゲインを減衰または増幅できます。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
Expander は、設定したスレッショルドより低い信号の出力レベルを、入力レベルに対して相対的に減衰します。ダイナミックレンジを広げたり、曲の静かな部分でノイズを下げたりするのに便利です。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
Maximizer は、クリッピングを防ぎながらオーディオ素材のラウドネスを上げます。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
Mix6to2 を使用すると、サラウンドミックスフォーマットをステレオフォーマットに素早くミックスダウンできます。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
MonoToStereo は、モノラル信号を擬似ステレオ信号に変換します。モノラルファイルまたは等しいチャンネルを持つステレオファイルに使用できます。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
PingPongDelay は、ディレイの繰り返しを左右のチャンネルに交互に振り分けていくステレオディレイエフェクトです。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
「タイムコード (Timecode)」ウィンドウには、録音経過時間、さまざまな位置に対する相対的な時間オフセット、およびコンテキストに応じた表示色を表示できます。 を参照してください 「タイムコード (Timecode)」ウィンドウ.
ラウドネスノーマライザーを使用することで特定のラウドネスを実現できます。 を参照してください ラウドネスノーマライザー.
WaveLab Elements では、オーディオモンタージュ用マルチコアプロセッシングがサポートされるようになりました。これにより、複数のトラック、クリップおよびエフェクトを使用したオーディオモンタージュをより高速に処理できます。WaveLab Elements では、オーディオ信号は以下のように処理されます。最初にクリップ、次にトラック、そしてクリップグループがそれぞれ並行して処理されます。そのあと、出力の処理が行なわれます。マスターセクションを使用している場合、これは最後に処理されます。 を参照してください オーディオモンタージュ.
「録音位置が次のマーカーに到達したときに停止 (Stop When Record Position Reaches Next Marker)」オプションを使用すると、モンタージュに表示される次のマーカーに録音位置が到達したとき、自動的に録音が停止するようになりました。非表示マーカーは反映されません。 を参照してください ステレオおよびモノラルトラックのトラックコントロール領域.
オーディオモンタージュにトラックを 15 個追加できるようになりました。 を参照してください トラック.
オーディオモンタージュチャンネルからモンタージュ出力チャンネルにルーティングできるようになりました。 を参照してください 「トラックのルーティング (Track Routing)」ダイアログ.
オーディオモンタージュウィンドウ上のコピー/貼り付けの操作において、複数トラックにわたる範囲を選択できるようになりました。 を参照してください オーディオモンタージュ内の選択範囲.
Lin One Dither は、低レベルのオーディオ信号のスペクトラムを変更することで、見かけ上の S/N 比を上げる追加のノイズシェーピングを提供するディザリングプラグインです。WaveLab Elements に Lin Dither One が追加されました。このプラグインの詳細は、『プラグインリファレンス』に記載されています。
フェーズスコープは、2 つのステレオチャンネル間の位相と振幅の関係を示しています。 を参照してください フェーズスコープ.
スペクトロメーターは、FFT (高速フーリエ変換) 技術を使用して周波数グラフを表示することで、正確かつ詳細な周波数解析をリアルタイムに提供します。 を参照してください スペクトロメーター.
ビットメーターは、何ビットが使用されているかを表示します。 を参照してください ビットメーター.
ウェーブスコープメーターには、モニタリング対象のオーディオ信号のリアルタイムな波形図が表示されます。 を参照してください ウェーブスコープ.
Podcast エディターは強化され、RSS フィードに名前が変更されました。 を参照してください RSS フェードエディター.
その他
「オーディオ接続 (Audio Connections)」タブでオーディオポートにカスタム名を指定できるようになりました。 を参照してください オーディオポートにカスタム名を指定する.
モノラルファイルのオーディオストリームを送信する専用のスピーカーを指定できます。 を参照してください モノラルファイルオーディオストリームを専用スピーカーに送る.
「起動 (Startup)」ダイアログが改良されました。 を参照してください 「起動 (Startup)」ダイアログ.
選択範囲を長さを変更することなく、左右に移動できます。 を参照してください オーディオファイル内のオーディオ範囲の選択.
チャンネル選択モードを使用すると、波形ウィンドウ内でクリックアンドドラッグを行なった際に、すべてのチャンネルを選択するか、個別のチャンネルを選択するかを切り替えられます。 を参照してください オーディオファイルのチャンネルの選択.
VST 3 および VST 2 プラグインのエフェクトパラメーター設定は、デフォルトのエフェクトプリセットとして保存できます。 を参照してください VST プラグインのデフォルトのプリセットの保存.
オーディオモンタージュをベースにオーディオモンタージュテンプレートを作成する際に、「メモ (Notes)」ウィンドウに書き込んだメモを含められるようになりました。 を参照してください 「オーディオモンタージュテンプレート (Audio Montage Template)」ダイアログ.
オーディオ機器設定のスピーカー数がマルチチャンネルオーディオファイルのオーディオチャンネル数よりも少ない場合は、同じオーディオポートに異なるスピーカーを割り当ててるなどして、マルチチャンネルファイルをステレオスピーカーで再生できます。 を参照してください マルチチャンネルファイルの再生.
オーディオモンタージュのトラックピークメーターに、ステレオトラックの左右のチャンネルのボリュームレベルが個別に表示されるようになりました。 を参照してください トラックピークメーター.
「編集 (Edit)」タブの「時間範囲 (Time Selection)」セクションにある「延長 (Extend)」ポップアップメニューに、オーディオモンタージュの時間範囲を作成または延長するためのオプションが追加されました。 を参照してください 「編集 (Edit)」タブ (オーディオモンタージュ).
ステレオオーディオファイルをモノラルトラックに挿入する際に、ステレオトラックを自動的に作成するか、ステレオファイルを 2 つのモノラルトラックに分割するかを設定できます。 を参照してください ステレオオーディオファイルをモノラルトラックに、またはモノラルオーディオファイルをステレオトラックに挿入する.
クリップの選択範囲を削除できるようになりました。 を参照してください 選択範囲内のクリップの一部を削除する.
複数のエンベロープカーブポイントを追加できるようになりました。 を参照してください エンベロープカーブポイントの追加.
必要なペインに集中するために、インスペクターウィンドウのペインの表示/非表示を切り替えられます。 を参照してください インスペクターウィンドウでのペインの表示/非表示の切り替え.
キーボードで [Alt/Opt]+[.] を押すことで、バックグラウンドで実行しているレンダリング処理をキャンセルできるようになりました。 を参照してください バックグラウンドタスクのキャンセル.
「倍率を 100 の倍数に制限 (Restrict Scaling to Multiples of 100)」オプションを使用して、表示倍率を 100 の倍数に制限するか、中間の倍率も使用できるようにするか設定できます。 を参照してください 「表示形式 (Display)」タブ (グローバル環境設定).