WaveLab Pro では、さまざまな方法でファイルを操作できます。たとえば、頻繁に使用するファイル設定をテンプレートとして保存したり、命名規則を使用してファイル名を変更したり、お気に入りファイルのリストを作成したりできます。
一般的に使用する設定を保存するプリセットを作成できます。
一部のダイアログでは、一時的なプリセットを 5 つまで保存したり読み込んだりできます。これは、異なる設定をすばやくテストしたり比較したりするのに役立ちます。
以下のリストには、WaveLab Pro に関する最も重要な改良についての情報と、それに対応する説明へのリンクが含まれます。
オーディオ編集とマスタリングの神髄を体験できる WaveLab Pro をお買い上げいただきありがとうございます。このアプリケーションはマスタリングのプロフェッショナルに最も支持されているだけでなく、各分野のエキスパートに使用されています。
システムのセットアップを行なうと、スタートアップアシスタントから一般的なワークフローや関連情報へ簡単にアクセスできるようになり、WaveLab での作業にすぐに取りかかることができます。
作業を始める前に、システムの設定を行なう必要があります。
アプリケーションを使用する際の効率を最大限に高めるために、WaveLab Pro の一般的な概念をよく理解しておくことをおすすめします。
ワークスペースウィンドウには、各ファイルタイプの特定の目的に応じた機能を備える幅広い編集環境と再生環境が用意されています。
WaveLab には、アプリケーションの起動前または起動後にファイルを開くための複数のオプションが用意されています。
単一のファイル、複数のファイル、または選択したファイル以外のすべてのファイルを閉じることができます。
同じファイル名と場所にファイルを保存するか、新しく名前、場所、ファイル形式を指定してファイルを保存できます。
WaveLab Pro 内から、アクティブなファイルを削除できます。
ファイル名を変更し、すべての参照情報を自動的に更新できます。たとえば、「India」というオーディオファイルの名前を「Sitar」に変更する場合、ファイル「India」を参照している、開いているすべてのファイルが、ファイル「Sitar」を参照するように更新されます。
「ファイルブラウザー (File Browser)」ウィンドウでは、WaveLab Pro 内からファイルを参照できます。
複数のファイルを開いて、各ファイルを切り替えられます。
オーディオファイルまたはオーディオモンタージュをレンダリングする際、命名規則に従って名前を付けた複数のファイルを作成できます。
ファイルグループは WaveLab Pro プロジェクトの構成要素です。各プロジェクトには複数のファイルグループを含めることができます。
WaveLab Pro で最近使用したすべてのファイルは、リストに保存されています。これにより、最近のプロジェクトをすばやく利用できます。
WaveLab Pro はオーディオファイル処理の中間結果を保存する目的で一時ファイルを作成します。このファイルは元に戻す/やり直すコマンドを利用する際にも使用されます。WaveLab Pro では⼀時ファイルを保存する場所とその処理精度を指定することができます。
頻繁に使用するファイルをお気に入りファイルのリストに追加できます。
ファイルをセーブした後でも、操作の取り消しと再実行を必要なだけ行なえます。取り消し/再実行ができる操作の数は、ハードディスクの空き容量に依存します。
WaveLab Pro では、さまざまな操作の実行に、ドラッグアンドドロップを使用できます。一部の操作はこの方法でしか実行できません。
WaveLab には、オーディオエディターとオーディオモンタージュウィンドウで使用できる幅広いズームオプションとズームツールが用意されています。
プリセットを保存して、あとでロードできます。
保存されているプリセットまたはファクトリープリセットをダイアログやプラグインに適用するには、プリセットを読み込む必要があります。
プリセットを変更して、変更内容を保存できます。
VST 3 および VST 2 プラグインのエフェクトパラメーター設定は、デフォルトのエフェクトプリセットとして保存できます。これにより、そのエフェクトの新規インスタンスを作成するたびに、デフォルトのプリセットが自動的に読み込まれます。
好みのファイル設定をテンプレートとして保存できます。これにより、新しいオーディオファイル、オーディオモンタージュ、プロジェクト、または一括処理セットを作成する際の時間と手間を節約できます。
WaveLab Pro では、作業フォルダーとドキュメントフォルダーは区別されます。
選択したオーディオファイルの名前と位置に関する情報 (選択範囲とカーソル位置に関する情報を含む) をコピーできます。この情報は、外部のテキストエディターに貼り付けできます。
フローティングウィンドウまたはツールウィンドウでの編集中に波形/モンタージュウィンドウにフォーカスを切り替えたい場合は、「現在のファイルにフォーカスを合わせる (Set Focus on Current File)」オプションを使用します。
「ナビゲーション同期 (Navigation Sync)」を使用すると、オーディオファイルとオーディオモンタージュの異なるビューを同期し、一方で実行したナビゲーション操作がもう一方にリアルタイムに自動的に適用されるようにすることでオーディオ素材を比較できます。
WaveLab Pro では、プロジェクトは特定の WaveLab Pro セッションに関連付けられたすべてのファイルの参照情報のコンテナとして機能し、セッション全体を管理したり呼び出したりできます。
WaveLab には、再生とトランスポートに使用できる幅広いオプションが用意されています。
オーディオファイルの編集には、オーディオファイルを開く、変更する、保存するなどの作業が含まれます。
WaveLab Pro には、オーディオを解析してエラーを検出するためのさまざまなツールが備わっています。
オーディオファイル内の不要な雑音やデジタルノイズを検索できます。個々のオーディオエラーの検出、マーキングと名前指定、ジャンプ、再生、および除去を行なえます。オーディオエディターの「修正 (Correction)」タブから、エラーの検出と修正ツールにアクセスできます。
オフライン処理は、さまざまな編集操作やエフェクト適用に役立ちます。たとえば、リアルタイム処理を行なうとコンピューターの動作速度が遅くなりすぎる場合や、複数のパスが必要な編集を行なう場合に便利です。
オーディオモンタージュは、マルチチャンネルおよびマルチトラックに対応するノンディストラクティブ (非破壊) 編集環境です。
オーディオエディターとオーディオモンタージュウィンドウでオーディオを録音できます。
マスターセクションは、WaveLab のリアルタイムサウンド処理の心臓部で、オーディオ信号が WaveLab から出力される前に通る最終部分です。ここでは、マスターレベルの調節、エフェクトの追加、リサンプリング、ディザリングの適用を行ないます。
マーカーを使用すると、ファイルの特定の位置を保存して名前を付けられます。マーカーは編集操作や再生時に便利です。
WaveLab Pro には、オーディオのモニタリングと解析に利用できるさまざまなオーディオメーターが用意されています。メーターは、オーディオの再生、レンダリング、録音中にオーディオをモニタリングするために使用できます。また、再生停止時にはオーディオの選択範囲を解析するために使用できます。
CD の書き込み処理を開始するには、CD の書き込み準備をすべて完了させておく必要があります。この手順を実行する前の準備については、「アルバム (Album)」ウィンドウに関するセクションを参照してください。
スペクトラムの編集では、周波数スペクトラム全体ではなく、各周波数範囲を個別に編集したり処理したりできます。
自動分割機能を使用すると、オーディオエディター内のオーディオファイルやオーディオモンタージュ内のクリップを特定のルールに従って、自動的に分割できます。
サウンドをループさせることで、サンプルを部分的に何度も繰り返し、無限の長さの反復を作成できます。サンプラーの楽器演奏は、たとえば、オルガンサウンドのループをベースにしています。
WaveLab Pro では、合成音や DTMF 信号または MF 信号を作成できます。
通常の CD からタイトルを読み込み、任意のオーディオ形式でデジタル化し、コピーして保存することができます。
WaveLab Pro では、オーディオモンタージュにビデオファイルを追加できます。さまざまな形式のビデオファイルを WaveLab Pro 内部で再生したり、ビデオファイルからオーディオを抽出したり、ビデオと並行してオーディオを編集したりできます。
DAW などの外部アプリケーションと WaveLab Pro を組み合わせる方法はいくつかあります。
WaveLab Pro を Cubase Pro、Cubase Artist、Nuendo の外部エディターとして使用できます (逆も同様)。
アプリケーション間のワークフローを最適化するために、コピーアンドペーストやドラッグアンドドロップの簡単な操作で WaveLab から他のオーディオアプリケーションにオーディオ範囲を簡単に挿入できます。
WaveLab Pro は、ARA インターフェースと VST 3 をサポートするさまざまな外部オーディオアプリケーションに統合できます。
WaveLab Pro の一括処理セットでは、マスターセクションのプラグインやプリセット、オフラインエフェクトなど、一括処理セット固有のプラグインを使用して複数のオーディオファイルまたはオーディオモンタージュファイルを処理できます。
同時に複数のオーディオファイルを別の形式に変換できます。処理が不要な場合は、「バッチ変換 (Batch Conversion)」ダイアログを使用して変換を実行できます。
名前のバッチ変更機能を使用すると、複数のファイル、マーカー、およびクリップの名前をバッチ変更できます。また、文字列の変換、削除、書式設定、読み込み、および挿入ができます。この機能により、ユーザーの指定したルールに従ってファイル名をバッチ変更できます。
Podcast とは、オーディオファイルで構成されたエピソードのシリーズです。ユーザーはそれらをデバイスでストリーミングまたはダウンロードすることで音声を聴くことができます。オーディオ編集ツールやエフェクトを備えた WaveLab Pro を使って、Podcast のエピソードを作成したり、エピソードをさまざまなホストサービスにアップロードしたりできます。
カスタマイズとは、プログラムの動作や外観を希望どおりに設定することです。
WaveLab Pro は、ニーズに合わせて設定できます。