「Encoder Checker」ダイアログ

このダイアログでは、異なるエンコーダーで得られるオーディオの音質を比較できます。

  • 「Encoder Checker」ダイアログを開くには、「プレイバック処理 (Playback Processing)」ペインのエフェクトスロットを右クリックし、「Steinberg」 > 「Encoder Checker」を選択します。

ディスプレイ

元のサウンド (緑色) および選択したエンコーダー (赤色) のスペクトラム (FFT) が表示されます。これにより、エンコーダーがオーディオスペクトラムに与える大体の影響が分かります。

切り替えインジケーター LED

「ブラインド (Blind)」モードでは、矢印キーを押して新しいエンコーダーを選択するたびに LED が点灯します。

ブラインド (エンコーダー) (Blind (Encoders))

この項目をオンにすると、元のサウンドが選択されます。矢印キーを使用すると、エンコーダーがランダムに使用されます。[↑][↓] を使用して、どのエンコーダーが選択されているか分からないようにエンコーダーを切り替えることができます。

[+][-] を使用して、再生中のエンコーダーを評価できます。評価の結果は、「ブラインド (Blind)」モードをオフにしたときに表示されます。

ブラインド (エンコーダー + 元のサウンド) (Blind (Encoders + Original Sound))

この項目をオンにすると、エンコーダーと元のサウンドがランダムに選択されます。矢印キーを使用して、どのエンコーダーが選択されているか分からない状態にして、エンコーダーおよび元のサウンドを切り替えることができます。

[+] および [-] キーを使用して、再生中のエンコーダーを評価できます。評価の結果は、「ブラインド (Blind)」モードをオフにしたときに表示されます。

表示をフリーズ (Freeze Display)

この項目をオンにすると、FFT 表示がフリーズされます。

元のサウンド (Original Sound)

元のオーディオを再生します。

プリセット

選択したオーディオエンコーダーに切り替えます。

評価

「ブラインド (Blind)」モード中に押した「+」と「-」マークの数を表示します。

圧縮 (Compression)

16 ビットファイルサイズを基準とした、オーディオ圧縮率のリアルタイムの推定値です。

レイテンシー (Latencies)

1 つめのレイテンシーの値は、別のエンコーダーを選択したときに新しいエンコーダーが聴こえるまでの待ち時間を示します。2 つめのレイテンシーの値は、エンコーダーを切り替えたときのディレイを示します。

一括処理セット (Batch Processor)

モニタリング中のオーディオファイル形式に対応するオーディオファイル形式プリセットを使用して、一括処理セットウィンドウを開きます。

「レンダリング」タブを開く (Open Render Tab)

任意の「Encoder Checker」設定を出力ファイル形式として定義した状態で「レンダリング (Render)」タブを開きます。