「ピッチクオンタイズ (Pitch Quantizing)」ダイアログ

このダイアログでは、オーディオファイルのピッチを自動的に検出して補正できます。入力信号は個別の音に量子化されます。

  • 「ピッチクオンタイズ (Pitch Quantizing)」ダイアログを開くには、オーディオエディター「処理 (Process)」タブを選択し、「時間 & ピッチ (Time & Pitch)」セクションで「ピッチクオンタイズ (Pitch Quantizing)」をクリックします。

このダイアログは、一括処理セットウィンドウで、モノパスプラグインとしても利用できます。

ピッチクオンタイズは、音声や 1 つの楽器など、単音の信号がある録音データに最も有効です。

基準周波数 (Reference frequency)

ピッチシフトの基準ピッチを設定します (Hz 単位)。

リエゾン時間 (Liaison time)

補正幅が 100 % に達するまでの時間を設定します。通常、ボーカルピッチは始めはやや不安定です。これは、音のアタック部分にはノイズの量が多く、シンガーは音の歌い出しのあとに徐々にピッチを調整するためです。

リエゾン時間を使用するとこの効果を模倣できるため、ピッチシフト後のサウンドがより自然になります。

フォルマントを保持 (Preserve Formants)

この項目をオンにすると、フォルマントがピッチシフト量に従って修正されます。

音質ポップアップメニュー

「高音質 (High Quality)」モードと「最高音質 (処理時間が増大) (Best (Slow))」モードはクオリティーの高いタイムストレッチを行ないますが、その分、処理に時間がかかります。ほとんどの場合は「標準の音質 (Standard quality)」モードで十分です。