Limit (Cubase Elements のみ)

信号レベルが高い場合でも、クリッピングの発生を抑えられます。ポップアップメニューを開き、「Brickwall Limiter」「Maximizer」、または「Standard Limiter」から選択します。

Brickwall Limiter

Brickwall Limiter プラグインは、設定した制限を超えないように出力レベルを調節します。

アタックタイムが早いため、不自然な響きを発生させずに、瞬発的なオーディオレベルピークも低減できます。ただし、1 ミリ秒のレイテンシーが発生します。

Threshold (-20 ~ 0dB)

リミッターが効き始めるレベルを決定します。設定したスレッショルドより高いレベルの信号のみが処理されます。

Release (ミリ秒)

信号がスレッショルドより下がった場合に、ゲインが元のレベルに戻るまでにかかる時間を設定します。「Auto」をオンにすると、Brickwall Limiter によってオーディオ素材に応じた最適なリリース設定が検出されます。

Gain Reduction LED

ゲインの減衰量が表示されます。

Maximizer

このチャンネルストリップモジュールは、クリッピングを防ぎながらオーディオ素材のラウドネスを上げます。

Optimize

信号のラウドネスを設定します。

Output (-24 ~ 6dB)

最大出力レベルを設定します。0dB に設定するとクリッピングの発生を抑えられます。

Gain Reduction LED

ゲインの減衰量が表示されます。

Mix (0 ~ 100)

ドライ信号とウェット信号のレベルバランスを設定します。

Standard Limiter

このチャンネルストリップモジュールは、出力レベルを設定レベル以下に抑えて、後の工程でクリッピングが起きないようにすることを目的としています。Limiter は、オーディオ素材に基づいて「Release」パラメーターを自動的に調整し、最適化できます。あるいは、このパラメーターを手動で設定することもできます。

Input (-24 ~ 24dB)

入力ゲインを調節します。

Output (-24 ~ 6dB)

最大出力レベルを設定します。

Gain Reduction LED

ゲインの減衰量が表示されます。

Release (0.1 ~ 1000 ミリ秒または「Auto」モード)

ゲインが元のレベルに戻るまでにかかる時間を設定します。「Auto」をオンにすると、Limiter によってオーディオ素材に応じた最適なリリース設定が検出されます。