Dorico のフロー
フローとは、アルバム内の 1 歌曲、ソナタや交響曲の 1 楽章、ステージミュージカルの 1 曲め、数小節からなる短い音階練習曲や初見練習曲など、音楽コンテンツ内で完全に独立している、個別の楽譜の範囲のことです。1 つのプロジェクトに複数のフローを含めることができます。
各フローには、ほかのフローからは独立した形で、プレーヤーを任意に組み合わせた楽譜を含めることができます。たとえば、古典派の交響曲の第 2 楽章で、金管楽器のプレーヤーがタチェットになることは珍しくありません。この場合、第 2 楽章のフローから金管楽器のプレーヤーを削除し、ほかの楽章のフローには残すことができます。映画のキューなどでは、一部のキューにおいて特定のプレーヤーが必要とされないことがあります。この場合、該当のフローには演奏するプレーヤーのみを含めることができます。
Dorico SE では、フローにプレーヤーを正しく割り当てると、個々のパートに対してタチェットシートを自動的に生成できます。