HALion Sonic には、多くの高品質なスタジオエフェクトが付属しています。
「Modulation」サブメニューには、モジュレーションエフェクトが含まれています。
本書は、Steinberg 製品である HALion Sonic のオペレーションマニュアルです。HALion Sonic のすべての機能について詳しく紹介しています。
オペレーションマニュアル
いくつかのコントロールと概念は、プログラム全体に共通しています。たとえば、プリセットはいくつかの異なるセクションとコンテキストで使用できますが、その使用方法は常に同じです。
ツールバーおよび「Options」ページのプラグイン機能セクションには、HALion Sonic のグローバル機能と設定があります。
「Edit」ページでは、プログラムやレイヤーのパラメーターや設定にアクセスできます。さらに、ここは Insert エフェクトを設定する場所でもあります。
FlexPhraser はアルペジオとフレーズのプレーヤーです。
プログラムのパラメーターであってもグローバルパラメーター (AUX エフェクトなど) であっても、HALion Sonic のほとんどのパラメーターは、ホストアプリケーションでオートメーションできます。
さまざまな種類のサウンドファイルのロード、保存、および管理を行なえます。
MIDI および MIDI コントローラーの設定は、「MIDI」ページおよび「Options」ページで行なえます。
ミキシングは、「Mix」ページで行ないます。
「Reverb」サブメニューには、リバーブエフェクトが含まれています。
「Delay」サブメニューには、ディレイエフェクトが含まれています。
「EQ」サブメニューには、イコライザーエフェクトが含まれています。
「Filter」サブメニューには、フィルターエフェクトが含まれています。
「Distortion」サブメニューには、ディストーションエフェクトが含まれています。
「Pitch Shift」サブメニューには、ピッチシフトエフェクトが含まれています。
ピッチモジュレーションによってサウンドの厚さと広さを増幅するエフェクトです。
Bass Phaser は、フェーズモジュレーションによってサウンドの厚みと広がりを増幅します。
Step Flanger は、Flanger に「Sample & Hold」セクションが追加され拡張されたエフェクトで、定義可能な数のステップにモジュレーション信号を分割します。
フェーズモジュレーションによってサウンドの厚さと広さを増幅するエフェクトです。
アンプモジュレーション、つまりサウンドレベルの周期的なモジュレーションを生成するエフェクトです。
入力信号を掛け合わせる正弦波オシレーターが用意されています。ベルのように金属的な周波数を作り出します。
Frequency Shifter は、入力信号の各周波数を一定量ずつシフトします。
Rotary は、アンプ、ホーン、ドラム、キャビネットを備えたビンテージのロータリースピーカーのサウンドをエミュレートします。
Vibrato は、ビンテージオルガンのコーラスとビブラートエフェクトをエミュレートします。ピッチモジュレーションによってサウンドに厚みを加えます。
クラシックなアンサンブルモジュレーションエフェクトのサウンドをエミュレートするエフェクトです。LFO で変調されたディレイタイムのディレイに基づきます。より高い周波数の 2 番めの LFO は、シマーと呼ばれる効果を生み出すのに使用されます。
「Dynamics」サブメニューには、ダイナミクスエフェクトが含まれています。
「Spatial + Panner」サブメニューには、ステレオエフェクトが含まれています。
「Legacy」サブメニューには、HALion 3 で使われていたレガシーエフェクトが含まれています。
Steinberg のノートエクスプレッションテクノロジーは、インストゥルメントのリアルな演奏を実現するために開発されました。ノートエクスプレッションにより、各ノートに自動的なモジュレーションを作成できます。通常、HALion Sonic は、ボリューム、パン、チューニングでノートエクスプレッションをサポートします。
HALion Sonic はホストアプリケーションから独立して使用できます。
