ADR

「マーカー (Markers)」ウィンドウ/「ADR」ウィンドウの「ADR」セクションでは、ADR (Automated Dialogue Replacement) と吹き替え作業を行なえます。

制作中に、プロダクショントラックのダイアログを録音しなおしたり、別の言語で吹き替えたりする必要が生じることがあります。その場合、元のテイクを再生して、吹き替えを行なう声優がオリジナルのプロダクショントラックをガイドとして聴けるようにします。声優は、その環境でダイアログのリハーサルを行なったり、再録音したりできます。これらの作業は、「マーカー (Markers)」ウィンドウ/「ADR」ウィンドウの一番下の「ADR」セクションにある ADR 機能を使用して行なえます。

• 「ADR」セクションを開いた状態で「マーカー (Markers)」ウィンドウ/「ADR」ウィンドウを表示するには、「プロジェクト (Project)」 > 「ADR」を選択します。

Nuendo には、ポジションマーカーとサイクルマーカーを使用して開始位置と終了位置を定義する ADR 固有のトランスポート機能 (ADR ステータス) が用意されています。ADR モードは、ワークフローに合わせて自動モードと Free Run モードから選択できます。

アプリケーションプログラミングインターフェースである ADR API を使用すると、サードパーティー製 ADR システムから Nuendo へのリモート接続を確立し、その ADR 機能を操作できます。