展開のオプションと設定
展開のオプションを使用すると、アレンジャートラックを展開したときの動作を定義できます。
アレンジャーチェーンに従って再構成を行なうと、アレンジャーチェーンに含まれない部分に関してはプロジェクトからイベント/パートが削除されるため、アレンジャートラック/チェーンの編集を完全に終了してから、この機能を使用するようにしましょう。アレンジャートラック/チェーンをこれ以上編集しないことがわかっている場合のみ、「展開 (Flatten)」を使用してください。あとで再度編集する可能性がある場合は、再構成を行なう前に、プロジェクトのコピーを作成してください。
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展開のオプションを表示するには、「アレンジャーエディター (Arranger Editor)」を開いて、「確定 (オプションと設定を含む) (Flatten (with Options & Preferences))」をクリックします。
まず、「ソース (Source)」セクションで、どのアレンジャーチェーンを展開するかを選択します。
- 現在のチェーン (Current Chain)
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現在のチェーンのみを展開します。
- 確認されたチェーン (Checked Chains...)
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利用可能なアレンジャーチェーンのリストが表示され、展開するアレンジャートラックを選択できます。
- すべてのチェーン (All Chains)
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プロジェクトに含まれるすべてのアレンジャーチェーンを展開します。
「ターゲット (Destination)」セクションでは、展開の結果をどこに保存するかを指定します。
- 現在のプロジェクト (Current Project)
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「ソース (Source)」が「現在のチェーン (Current Chain)」に設定されている場合にだけ有効です。このオプションをオンにすると、展開したチェーンは現在のプロジェクトに保存されます。
- 新規プロジェクト (New Project)
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1 つ以上のチェーンを新規プロジェクトに展開できます。名前をどのようにするか、以下のオプションから選択できます。
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チェーン名を前置 (Append Chain Name)
プロジェクト名の前にチェーン名が追加された名前になります。
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チェーン名を使用 (Use Chain Name)
現在のチェーン名が新規プロジェクト名になります。
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ナンバーを追加 (Add Number)
現在のプロジェクト名のあとにナンバーを追加した名前になります。
「オプション (Options)」セクションには、その他、以下のような設定が表示されます。
- アレンジャートラックを保持 (Keep Arranger Track)
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展開後にアレンジャートラックを保持します。このとき、「アレンジャーパート名の変更 (Rename Arranger Events)」をオンにすると、ナンバーがイベント名に追加されます。
- イベントの独立コピーを作成 (Make Real Event Copies)
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アレンジャートラックの共有コピーではなく、独立コピーを作成できます。
- イベントをスプリットしない (Don‘t Split Events)
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アレンジャーイベントより前で開始する MIDI ノート、またはアレンジャーイベントより長い MIDI ノートを除外します。アレンジャーイベント内で開始/終了する MIDI ノートだけが扱われます。
- 新規プロジェクトを開く (Open New Projects)
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展開するアレンジャーチェーンのすべてから新規プロジェクトを作成します。「新規プロジェクトを重ねて表示 (Cascade New Projects)」をオンにした場合、開かれるプロジェクトは少しずつずれて重ねられます。